第十一回 1986年4月 日本漫遊 −江戸時代−

 

展示にあたって

  この度の展示は旅を主題に「往来物(おうらいもの)」と呼ばれる江戸時代の初等教科書の中の紀行を中心に選んだ。同時に当時日本に滞在した外国人が書いた日本見聞記の類も展示した。
 「往来物」そのものの歴史は古く平安時代後期頃(12世紀)から出版されたといわれており、明治10年代まで続いた。この「往来物」は人々の日常生活に必要な文字や知識を教えるために生まれたもので、江戸時代には家庭、寺院、寺小屋のような私設教育機関で教料書として使用された。
 江戸時代は庶民階級の抬頭と経済の発達により、庶民の参詣・参宮が増加した。そのために信仰中心の参詣・参宮が物見遊山的になるなど質的に変化していった。また経済の発達は都市と都市を産業・交通上結びつけ、これらに伴う地理往来物、地誌等も多数出版された。
 今回の展示を通して江戸時代の庶民の旅とその感覚、および外国人が見た当時の日本の状態等を垣間見ていただければ幸いである。
 

 

1.山海輿地全図日本輿地細図(さんかいよちぜんずにほんよちさいず)

 

6曲1双


 

2.日本往来(にっぽんおうらい)

 

竜章堂閑斎書 蔀関牛画
大坂 河内屋勘助 文政10(1827)刊 97丁 22.2cm

「国ならびに郡付名所名物」「六十余州御城下郡名付」を8ヶ月の書状にわけて
書き記したもの。日本全国を対象としたもののうち最古で代表的なものの一つ。

 

3.諸国名義考(しょこくめいぎこう)

 

斎藤彦麻呂著(1708−1854)
2巻2冊 25.5cm 文化6(1809)版の後印

諸国の名義を古書より考証し、類と例をあげ解釈説明をしたもの。

 

4.日本山海名産図会(にほんさんかいめいさんずえ)

 

蔀関月画
高木遷喬堂 寛政11(1799)刊 5巻5冊 25.4cm 別書名「山海名産図会」

 各地の著名な名産を集め、その製作の様子を図解し説明をしたもの。日本近
世経済史、産業史の貴重な文献の一つ。

 

5.日本名所記(にほんめいしょき)

 

3巻1冊 17.5cm 出版者、出版年不明

 諸国の郡村、知行高、城地、陣屋、名所旧跡、神社仏閣を列挙したもの。

 

6.順礼物語(じゅんれいものがたり)

 

三浦浄心著(1565−1644)
3巻3冊 18cm 寛永頃刊

 仮名草子であり、京都、奈良、高野、西国、奥州などの諸国の見聞を記した
もの。

 

7.銅版細画帖(どうばんさいがちょう)

 

江戸 岡田水月堂 刊年不明 1冊 23.6cm

 全国の名所旧跡、神社仏閣等銅版印刷を集めたもの。今回展示の屏風絵とほ
ぼ同じものも含まれている。

 

8.東海道中山道 道中記(とうかいどうなかせんどうどうちゅうき)

 

江戸 岡田屋嘉七 天保10(1839)刊 64丁 10.7×16.4cm 外題は「道中袖袖
鏡」

 東海道と中山道の名所旧跡、神社仏閣の案内と各駅間の里程と駄馬による運
賃を記したもの。

 

9.東海道往来(とうかいどうおうらい)

 

1冊 12.8cm 出版者、出版年不明

 江戸日本橋より京都にいたるまでの、東海道五三次の駅名を七五調・韻文体
で詠みこんだもの。

 

10.東海道往来

 

大橋重雅書
29丁 30cm 出版者、出版年不明 付:書札集


 

11.道中膝栗毛(どうちゅうひざくりげ)

 

十辺舎一九作・画(1765−1831)
18cm 25冊 文化・文政頃刊(続々膝栗毛は天保頃刊)「東海道中膝栗毛」発
端、初編〜12編 「続膝栗毛」初編〜12編 「続々膝栗毛」初編〜3編全揃
合本

 弥次郎兵衛と喜多入が江戸を振り出しに東海道をへて日本各地を旅し江戸に
帰るまで二人のなした行動、見聞を記したもの。江戸の滑稽本史上重要な作品
である。

 

12.画図 西遊旅譚(がずさいゆうりょたん)

 

司馬江漢著(1738−1818)
江戸 鴨伊兵衛 亨和3 (1803)刊 5巻5冊 25cm 別書名「西遊譚」

 江戸から長崎にいたるまでの、名所旧跡、風俗、物産等を図説したもの。主
な著作は「春波楼筆記」「輿地略説」「地球全図略説」「和蘭天説」など。

 

13.箱館往来(はこだておうらい)

 

9丁 25.5cm 出版者、出版年不明

 箱館開拓の歴史、領主(松前氏)、箱館隆盛の状況、北海道各地の生産物資な
ど町村を対象として記したもの。

 

14.松島往来(まつしまおうらい)

 

江戸 西村屋与八 文政4 (1821)刊 16丁 18cm 題簽に「増補頭書絵入新編
松島往来」とあり

 江戸を発ち、日光・白河・白石・仙台・塩釜・松島・平泉・出羽三山を経て
象潟にいたるまでの道中の名所旧跡、神社仏閣などについて記したもの。

 

15.榛名詣(はるなもうで)

 

清水玄叔述
江戸 西村与入 亨和3 (1803)刊 17丁 18cm 題簽に「亨保新撰 上州榛名
詣」とあり

 上野国(現群馬県)榛名山ならびにその周辺の風景、名所旧跡、神社仏閣な
どについて記したもの。

 

16.妙義詣(みょうぎもうで)

 

高井哂我撰
江戸 花屋久二郎 寛政6 (1794)刊 17丁 18.5cm 題簽に「上州妙義詣」と
あり

 江戸より妙義山にいたるまでの、沿道の駅名、名所旧跡ならびに上州妙義大
権現の由来・縁起などについて記したもの。

 

17.結構往来(けっこうおうらい)

 

東里山人述
江戸 森屋治郎兵衛 弘化4 (1847)刊 20丁 17.6cm 題簽に「日光詣結構往
来」とあり

 江戸千住より日光街道をつたって日光へ至るまでの沿道の駅名、風景ならび
に東照宮境内とその周辺の風景などについて記したもの。

 

18.成田詣(なりたもうで)

 

滕耕徳書
江戸 花屋久次郎 文化頃刊 13丁 18.6cm 題簽に「頭書絵入 成田詣文章」
とあり

 江戸日本橋より成田にいたる沿道の駅名、名所旧跡、神社仏閣ならびに成田
山の風景、由釆、縁起などについて記したもの。

 

19.房州 誕生寺詣(ぼうしゅうたんじょうじもうで)

 

京井蘭山校
江戸 鶴屋金助 文化14 (1817)刊 15丁 18cm 題簽に「房州小湊 誕生寺詣」
とあり

 江戸日本橋より安房小湊誕生寺にいたる沿道の駅名、名所旧跡、神社仏閣な
らびに誕生寺の風景、由来、縁起などについて記したもの。

 

20.横浜開港見聞誌(よこはまかいこうけんもんし)

 

橋本玉蘭斎編・画
文久2 (1862)序刊 6巻6冊 24.4cm 別書名「横浜文庫」


 

21.新編鎌倉志(しんペんかまくらし)

 

河井恒久纂述 松村清之訂 力石忠一補
8巻8冊 25.5cm 貞亨2 (1685)版の後印

 鎌倉の詳細な地誌。全8巻とも全て鶴岡八幡宮を中心として1日の行程を量
り、一冊ごとに作られたもの。水戸相公徳川光国が河井恒久、力石忠一等に編
集させたもの。

 

22.鎌倉詣(かまくらもうで)

 

高井伴寛校
江戸 鶴屋喜右エ門 文政6 (1823)刊 20丁 18.3cm 題簽に「童男兒女手本
鎌倉一覧文章」とあり

 鎌倉および金沢の名所旧跡、神社仏閣を訪れたことを報告する形の文章でそ
れらの風景、由来、縁起などを記したもの。

 

23.沢庵和尚鎌倉記(たくあんおしょうかまくらき)

 

沢庵宗彭著(1573−1645)
林重右衛門 万治2 (1659)刊 44丁 25.7cm 題簽に「沢庵 順礼鎌倉記」と
あり

 沢庵和尚が2人の伴を連れて鎌倉を巡礼見物した時の記録。挿画が面白く歌
などが多い。

 

24.江嶋詣(えのしまもうで)

 

滕耕徳書
江戸 鶴屋喜右衛門 寛政頃刊 13丁 18cm 題簽に「江之島詣文章」とあり

 江戸を発ち江之島にいたるまでの、風景、名所旧跡、神社仏閣などについて
記したもの。

 

25.身延詣(みのぶもうで)

 

円亭九狐述
9丁 17.8cm 新庄堂版文政頃刊

 江戸より身延山久遠寺までの沿道の駅久、名所旧跡ならびに久遠寺の風景、
由来、縁起などについて記したもの。

 

26.新編伊勢名所捨遺集(しんペんいせめいしょしゅういしゅう)

 

竜貞玄編
中野宗左衛門 延宝9 (1681)刊 2巻4冊 17.7cm

 上巻には名所98ヶ所、下巻に73ヶ所をあげているが、その中には志摩国の名
所も入っている。名所は地名のいろは順に列記きれている。

 

27.東海駅路老楽やまと往来(とうかいえきろおいらくやまとおうらい)

 

44丁 24cm 写年不明


 

28.和歌名所記(わかめいしょき)

 

江戸 鶴屋喜右衛門 文政4 (1821)刊 10丁 18.3cm 題簽に「享和新編和歌
浦名所文章」とあり

 高松の茶店を出発点として菅公御廟・浦辺にいたるまで、和歌浦の名所旧跡、
神社仏閣を一巡する紀行文の形をとり、それらの景趣、由来などを記したもの。

 

29.京師巡覧集(けいしじゅんらんしゅう)

 

江戸 中村加兵衛 延宝7 (1679) 15巻15冊 22.3cm

 京都巡覧の時詠んだ詩文を編集したもの。

 

30.京都順覧記(きょうとじゅんらんき)

 

池田東籬亭編 中村有楽画
京都 竹原好兵衛 天保2 (1831)刊 3巻1冊 11×16.5cm

 巻1には花洛名所図、巻2には京都の神社仏閣、巻3には洛陽諸順拝を記し
たもの。本書は巻1〜巻3まで合本されている。

 

31.花洛羽津根(からくはつね)

 

換書堂主人撰
46丁 11×16cm 文久3 (1863)序刊 題簽に「文久改正 京羽津根大全」とあ
り 全8巻のうち第1巻のみの所蔵

 本書は、京都の神社仏閣、名所旧跡、諸士、名家等を記した全8巻よりなる
第1巻で、洛外総図、遷都次等、内裏略図や所司代、奉行、大名の名簿よりな
る。

 

32.絵入京雀跡追(えいりきょうすずめあとおい)

 

清水五郎左衛門 延宝5 (1677)刊 2巻2冊 8.3×18.9cm

 買物案内を主とした京都の案内で、社寺名所、町名の由来、著名商店の所在
などを記したもの。巻頭には諸職・諸商品を見るのに便利なように索引がある。
又各町の代表的商工の店頭の挿絵が多数ある。

 

33.内裏雛(だいりびな)

 

京都 上村四郎兵衛 享保2 (1717)刊 6巻6冊 22.4cm 題簽に「山城名所
内裏雛」とあり

 京師の内裏および高名な社寺、旧跡等の縁起、由来を記したもの。別書名
「山域名所寺社物語」または「京の花」ともいう。

 

34.名所都鳥 (めいしょみやこどり)

 

京都 吉田四郎右衛門 元禄3 (1690)刊 6巻8冊 22.5m 題簽に「類聚都
鳥」とあり

山城国(現京都府南部)の名所70余ヶ所を記したもの。

 

35.洛陽往来並文章

 

林泉堂暘嶂書
江戸 山崎屋清七 弘化3 (1846)刊 20丁 26cm

 洛陽見物によせて京都ならびにその周辺の名所旧跡、神社仏閣の縁起、風景
等について記したもの。

 

36.猨山難波往来(えんざんなにわおうらい)

 

藤因暁著
18丁 25.8cm 天明頃刊

 大阪を対象として、町々の様相、名所旧跡、神社仏閣等について記したもの。

 

37.出嶋阿蘭陀屋舗景(でじまおらんだやしきけい)

 

長崎 長崎文献社 1枚 45×59cm

江戸時代、出島の珍らしい風景は肉筆や長崎版画として国内外に愛玩された。
本図はそれら版画のうち最も大型で、しかも内部風景には阿蘭陀人、丸山遊女
等が点在する代表的な古版画。豊嶋屋文治右衛門板(江戸末期)の板木より印
刷したもの。

 

38.王子詣 (おおじもうで)

 

朝輝斎千春編
江戸 花屋久次郎 寛政10 (1798)刊 14丁 18.5cm 題簽に「新編王子詣」と
あり

 江戸神田より王子権現までの沿道の名所旧跡、神社仏閣ならぴに王子権現の
景趣・由来・縁起などについて記したもの。

 

39.雑司谷詣(ぞうしがやもうで)

 

高井蘭山述
江戸 花屋久次郎 寛政頃刊 16丁 18.8cm

 江戸筋違橋より雑司谷鬼子母神に遊ぶ沿道の名所旧跡、神社仏閣ならびに鬼
子母神の景趣、由来、縁起などについて記したもの。

 

40.隅田川往来(すみだがわおうらい)

 

松陰堂主人書
江戸 藤岡屋慶次郎 弘化頃刊 11丁 17.6cm

 江戸両国橋より亀戸天満宮・永代しま八幡宮にいたる隅田川沿岸の風景、名
所旧跡、神社仏閣などについて記したもの。

 

41.隅田川往来

 

近田中道書
江戸 森屋治兵衛 文化8 (1811)刊 15丁 18cm


 

42.浅草詣(あさくさもうで)

 

中原耕張著
江戸 花屋久治郎 享和2 (1802)刊 14丁 18.4cm 題簽に「享和新編浅草詣
文章」とあり

 浅草柳橋より浅草寺にいたる沿道の名所旧跡、神社仏閣ならびに浅草寺の風
景、由来、縁起などについて記したもの。

 

43.新編江戸砂子温故誌(しんペんえどすなごおんこし)

 

菊岡沾涼著 丹治庶智補
江戸 藤木久市 明和9 (1772)刊 6巻7冊 22.6cm 題簽に「再校 江戸砂
子」とあり

 江戸の地誌で、もっとも読まれたものといわれ、明和9年(本書)には増補
版がでた。

 

44.増補 江戸大絵図 絵入(ぞうほえどおおえずえいり)

 

江戸 表紙屋市良兵衛 延宝7 (1679)刊 145×126cm


 

45.江戸鳥瞰図(えどちょうかんず)

 

37×53cm 出版者・出版年不明


 

46.自遺往来(じげんおうらい)

 

江戸 西宮新六 天明8 (1788)刊 18丁 26.5cm 題簽に「万歳江戸往来」と
あり

 江戸の地誌、とくに将軍家を中心とする年始の儀式、江戸に流入する全国の
物資、江戸の広さおよび町々の状況、玉川、両国橋、東叡山、不忍池の遊楽な
どについてくわしく記したもの。

 

47.自遺往来

 

江戸 西村屋与八 文化2 (1805)刊 19丁 18.4cm 別書名「広楽江都往来」


 

48.自遺往釆

 

名古屋 松屋善兵衛 文化12 (1815)刊 20丁 18cm 別書名「泰平江戸往来」


 

49.江戸往来(えどおうらい)

 

龍章堂書
京都 伏見屋半三郎 天保3 (1832)刊 35丁 17.5cm


 

50.自遺往来

 

江戸 須原屋茂兵衝 天保7 (1836)刊 21丁 25.6cm 題簽に「江戸往来」と
あり


 

51.自遺往来

 

藤原秀賀注 玉蘭斎貞国画
京都 勝村治右衛門他 元治2 (1865)刊 62丁 26cm 題簽に「江戸往来絵註
抄」とあり


 

52.自遺往来

 

山城屋平助 刊年不明 20丁 17.8cm 序文書名「昇乎江都往来」


 

53.Kampfer,Engelbert,1651−1716.

 

The history of Japan,giving an account of the ancient and present
state and government of that empire; of its temples,palaces,castles
and other buildings; of its metals,minerals,trees,plants,animals,birds
and fishes; of the chronology and succession of the emperors,
ecclesiastical and secular; of the original descent,religions,customs,
and manufactures of the natives, and of their trade and commerce with
the Dutch and Chinese.Together with a description of the Kingdom of
Siam.Tr.by J.G.Scheuchzer.London,1727.2 vols.in 1.45 plates(part
fold.; incl.maps.plans) 48×29cm.

 本書は日本の歴史・地理・宗教・動植物等を記述しているケンペルの主著。
西欧人に日本を正しく紹介した最初の書物として著名。

 

54.Titsingh,Issac,1744−1812.

 

Illustrations of Japan; consisting of private memoirs and anecdotes of
the reigning dynasty of the Djogouns,or sovereigns of Japan; a
description of the feasts and ceremonies observed throughout the year
at their court...Tr.from the French,by Frederic Shoberl.
London, 1822. xvi, 325p. col. plates. 33×27cm.

 ティチングは長崎オランダ商館長。滞日中,日本人の生活習慣に関する研究
資料を蒐集。東洋学者としても著名。本書は,風俗・習慣に関する詳細な記事
と同時代史的記事を多く含むユニークな日本見聞録。

 

55.Perry,Matthew Calbraith,1794−1858.

 

Narrative of the expedition of an American squadron to the China Seas
and Japan,performed in the years 1852, 1853, and 1854, under the
command of Commodore M.C. Perry,United States Navy by order of
the goverment of the United States.Washington,1856.3 vols.illus.
plates.(part col.) ports., maps (17 fold.) facsims.(2 fold.)diagrs. 30×25cm

 「日本遠征記」として著名な本書は,アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが、
1852年から1854年まで,3回にわたって中国海域および日本に来航した記録。
ペリーおよび乗組員たちの日記・覚書を編纂したもの。

 

56.Siebold, Philipp Franz von,1796−1866.

 

Nippon.Archiv zur Beschreibung von Japan und dessen Neben−und
Schutzlandern Jezo mit den sudlichen Kurilen,Sachlin,Korea und den
Liukiu-Inseln.2.Aufl.Wurzburg und Leipzig.Verlag der K.U.K.
Hofbuchhandlung von Leo Woerl,1897.xxxv,421, 1. vii,342p.illus.
map.26×18cm.2vols.in 1.

 シーボルトは、オランダ商館の医師として幕末の日本に滞在した日本研究の
第一人者。本書は1832−1851年に20分冊で出版された初版の簡略版。

 

57.Oliphant,Laurence,1829−1888.

 

Narrative of the Earl of Elgin's mission to China and Japan in the
years 1857,58,59.Edinburgh,1859.2 vols.illus.plates(part col.)fold.
maps.24×16cm.

 オリファントはイギリスの旅行家・外交官。1857年特派使節エルギン伯の秘
書として清国・日本を訪問。本書はその経緯を広く世に紹介した詳細な東洋紀
行。日本関係は第2巻第1章から第12章。

 

58.Alcock,Sir Rutherford,1809−1897.

 

The capital of the Tycoon: a narrative of a three years’residence in
Japan.London,1863.2 vols.col.illus.col.plates.fold maps.23×15cm.

 オールコックはイギリスの初代駐日公使。本書は,滞日3年間の記録。
Tycoon(大君)とは徳川将軍のこと。開国直後の外交交渉を知るうえで貴重な
図書。

 

59.Humbert,Aime,1819−1900.

 

Le Japon illustre.Paris,1870. 2 vols. illus.plates.maps(part fold.,part
col.)36×27cm.

 本書は,アンベールが日本から持ち帰った錦絵・スケッチ・写真等の豊富な
挿絵による,日本の風俗・習慣・歴史等の興味ある読物。

 

60.Pompe van Meerdervoort,Johannes Lijdius Catharinus,1829−1908.

 

Vijf jaren in Japan.(1857−1863).Leiden,Firma van den Heuvell & van
Santen,1867−68.2.vols.col.fronts,Plates(partly col.)25×17cm.

 ポンベはオランダ海軍の軍医。1857年(安政4)来日,長崎養生所の教頭と
して西洋医学を日本人に教えた。幕末期の我が国における西洋医学の発達に貢
献。本書は、「日本滞在見開記−日本における五年間−」で,長崎養生所,飽浦
製鉄所景,各階層の男女服装,葬礼風景等々の図版が含まれている。

 

61.Griffis,William Elliot,1843−1928.

 

The Mikado's Empire.New York,1876.645p.illus.maps.plates.
22×15cm.

 グリフィスは米国人お雇い科学教師。1870年,福井藩の招きにより来日。日
本人の思想・文化・歴史に関する多数の著作を発表。本書は,日本通史と体験
記よりなるグリフィスの主著。

 

 

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