第30回 1999年11月 グルントヴィ展−デンマーク国民教育の父−


展示にあたって

 今回は、本学付属図書館が所蔵するグルントヴィ(Nikolai Frederik Severin Grundtvig1783―1872)の著書58点を中心に展示した。
 グルントヴィは、敗戦による社会混乱で疲弊していたデンマークの復興をはかるため、民衆の言葉による生きた教育を実践し国民の精神育成をする『国民高等学校』の設立を提唱した人物である。
 その思想について、松前重義博士は内村鑑三先生を通じて多大な感銘を受け、教育の理想の姿を見出した。そして今日の東海大学の創立へとつながっていったのである。
 このグルントヴィ展で、牧師・詩人・教育者・政治家など様々な顔を持つ北欧の偉人の人生を垣間見ていただければ幸いである。
 なお、この展示にあたって、本学文明研究所難波克彰教授の資料提供・校閲をご協力いただいた。

1 Maskeradeballet i Dannemark 1808 : Et Syn / af Nik. Fred. Sev.
  Grundtvig
  Kjobenhavn : J.H. Schubothe , 1808
  21p ; 17cm

  「1808年デンマークでの仮装舞踏会:詩劇」
   1807年のイギリスとデンマークの再戦の際、イギリス艦隊の砲撃によりコペン
  ハーゲンは炎上、デンマークは困窮していたが、国民の多くは仮装舞踏会に明け暮れ、
  享楽的に過ごしていた。これに憤慨したグルントヴィは、詩劇「仮装舞踏会」を出版
  し、その中の詩をもって祖国に対して危急を警告したが、彼らには届かなかった。

2 Optrin af Nordens Kampeliv. 1.-2. D.
  (Optrin af Norders og Asers Kamp / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig.
  Optrin af Kampelivets Undergang i Nord / samlede af Nik. Fred. Sev.
  Grundtvig)
  Kjobenhavn : Schubothes , 1809-1811
  2 v. in 1 ; 18cm

  「北欧における戦闘生活の出来事」
   友人エーレンスレーヤ(
Oehlenschlager, Adam Gottlob 1779-1850)の30歳の誕
  生日を祝して出版された史的物語。

 SagaNytaarsgave for 1812 / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  KjobenhavnAndreas Seidelin , [1811]
  xxii, 180p ; 17cm

  「サガ:1812年への新年の贈物」
   1811年、グルントヴィはウズヴィの教会の副牧師を命ぜられた。彼は好きな詩
  作も歴史の研究もやめて農民たちのキリスト教的信仰の啓蒙にいそしんだがあまり長
  続きせず、その年の暮れ新年の贈り物として「サガ」を出版した。彼の再生詩生活の
  最初の作であった。 

 Til Fadrenelandet om dets Tarv og Fare : et Ord / ved N.F.S. Grundtvig
  Kjobenhavn : P. H. Hoeckes Enke , 1813
  64p ; 18cm

  「祖国にとっての利益とリスク」
   当時デンマークの財政は破綻し哀れむべき状態で、彼は祖国の困窮に心を痛め、こ
  の本を通して人々に神の助けを求めて祈ることを説いたが、人々は聞き流して関心を
  持たなかった。

 Roskilde-Riim / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Andreas Seidelin , 1814
  282p ; 17cm

  「ロスキル韻詩」
   ロスキルのドーム教会(当時のデンマーク教会の精神的退歩を心配して、その回復
  のために宗教研究所を設け、半年ごとに牧師大会を開いていた。)で開かれたセーラ
  ンド牧師大会で読んだ大作。当時の宗教界を痛烈に批判している。

 Helligtrekongerlyset eller Tre Dages handelser paa Dannemarks
  Hoiskole : En Beretning / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Andreas Seidelin , 1814
  vi, 62p ; 17cm

  「聖三王の光、または、デンマーク高等学校での3日間の出来事」
   1814年義勇軍に参加した多くの学生に対して、義勇軍への応募よりも眠ってい
  る魂を目覚めさせることが必要であることを説き、これを国王に上奏した。彼らの間
  に神を恐れ祖国を愛する感情をみるようになったことで、非常に勇気を得てこれを詩
  に賦したもの。タイトルの聖三王とは、神・キリスト・聖霊のこと。

7 Kort Begreb af Verdens Kronike, betragtet i Sammenhang / ved Nik.
  Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : J.H.Schubothes , 1814
  v. ; 18cm

  「世界年代記概略」
   この時期のロマン主義思想の象徴的な書物である。この中で彼は史中の人物を聖書
  の指尺で計っていた。

8 Kvadlinger eller Smaakvad / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Andreas Seidelin , 1815
  xviii, 479p : ill. ; 18cm

  「聖歌 または 小詩」

9 Bibelske Pradikener efter Tidens Tarv og Leilighed / ved N.F.S.
  Grundtvig
  Kjobenhavn : J.H.Schubothes , 1816
  xxxiv, 420p ; 18cm

  「時代の要求と期待をうけた聖書についての講話」

10 Danne-Virke et Tids-Skrift / af N.F.S. Grundtvig
  Kiobenhavn : Schiotz & Mandra , 1816-1819
  4 v. ; 18cm

  「デンマークの防壁(ダンネベヤケ)」(雑誌)
   「デンマークの防壁」とは南シュレスヴィとドイツとの国境にある防壁で、彼がこの名
  を用いたのはこれによって、デンマークの精神の独立と防衛を計ろうとした為である。
  彼の思想は幾たびかの試練の中で角が取れ、文章は温和に平和になっていった。
  しかし、彼の中には愛国心の炎が燃えたぎっていることに変わりはなかった。

11 Paaske-lilien / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Th. Michaelsen & Tillges , 1859
  47p ; 18cm

  「水仙」

12 Paaskeliljen / N.F.S. Grundtvig ;
Indledning af Johan Borup ; Tegninger af
  Niels Larsen Stevns
  Kobenhavn : Bianco Luno , 1933
  91p : ill., port. ; 27cm

  「水仙」
   「デンマークの防壁(ダンネベヤケ)」1817年第2巻に書かれたもの。 水仙はデンマークでは 農民の花として低く見られているが、彼はこの水仙の花がまだバラやチューリップなどの美しい花々に先駆けて咲くのをデンマークの農民にたとえて、知識階級や権力階級の人々がいまだ信仰的に眠っている間に、彼らが早く信仰に目覚めることを暗示した。

 

13Udsigt over Verdens-Kroniken fornemmelig i det Lutherske Tidsrum / ved
  Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Andreas Seidelin , 1817
  xliv, 675p ; 19cm

  「ルーテル教からみた世界年代記の概観」

14 Prover af Snorros og Saxos Kroniker i en ny Oversoettelse samt et Ord til
  Danske og Norske / ved N.F.S. Grundtvig
  Kiobenhavn : Andreas Seidelin , 1815
  xxxiv, 98p ; 17cm

  「スノリとサクソの年代記のデンマーク語とノルウェー語への翻訳につい
  ての新たな試み」

15 Danmarks Kronike / af Saxo Grammaticus ; fordansket ved Nik. Fred.
  Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Bekostet af Kronikens Danske og Norske Venner , 1818-
  1822
  3 v. in 2 ; 23cm

  「デンマーク年代記」
   
Gesta danorum(ゲスタ ダノーラム)サクソ・グラマティクス著のデンマーク語訳。
    各教会から締め出され、彼の信仰についてくる者が少ないことに悲観して、好き
  な歴史の研究をはじめたグルントヴィはサクソの翻訳をすることによって、次第に深
  くデンマークの精神に触れ、サクソの古典的な歴史を農民たちにもわかるようにやさ
  しいデンマーク語に翻訳した。

16 Norges Konge-Kronike / af Snorro Sturleson ; fordansket ved Nik. Fred.
   Sev. Grundtvig
   Kjobenhavn : Bekostet af Kronikens Danske og Norske Venner , 1818-
   1822
   3 v. in 2 ; 23cm

  「古代ノルウェー歴代王物語」
   
Heimskringla(ヘイムスクリングラ)スノリ・ストゥルレッセン著のデンマーク語
  訳。スノリが3世紀にあらわしたノルウェー王朝史とも言うべきサガの大著。

17 Bjowulfs Drape : et Gothisk Helte-Digt fra forrige Aar-Tusinde af Angel-
  Saxisk paa Danske Riim / ved Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Andreas Seidelin , 1820
  lxxiv, 325p ; 19cm

  「ベオウルフ:千年昔から伝わるゴートの英雄詩、アングロサクソン語から
  デンマーク語への翻訳」
 
Beowulf (ベオウルフ)のデンマーク語訳。

18 NyaarsMorgenet Rim / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Jens Hostrup Schultz , 1824
  xxii, 156p ; 15cm

  「新年の朝:詩」
   一時期うつ病状態を経験したあとで、再び信仰に目覚めて、これを壮大な詩に表現
  したもの。

19 Kirkens Gienmale imod Professor Theologia Dr. H.N. Clausen / ved Nik.
   Fred. Sev. Grundtvig
  3. uforandrede Opl.
  Kjobenhavn : Wahlske , 1825
  x, 45p ; 16cm

  「H.N.クラウセン神学教授に対する教会からの返答」
   クラウセン
(Clausen, Henrik Nicolai 1793-1877)教授による「カトリシズムとプロテ
  スタンティズムの教会憲法、教義及び礼典」に対して、彼は信徒の歴史的存在の代
  わりに空中楼閣を描き、神の言葉を以って信者の間に日々生きているキリストの代わ
  りに、キリスト教主義を奉戴しているに過ぎないとこき下ろした。

20 Den christelige Kamp : Pradiken paa eenogtyvende Trinitatis-Sondag
  1825 / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , [1825]
  20p ; 21cm

  「キリスト教戦:1825年の21番目の三位一体の祝日のための説教」
   グルントヴィが「教会からの返答」を出版すると、コペンハーゲン市民を二分する騒
  ぎになり、クラウセン教授は彼を名誉毀損罪で法院に提訴した。クラウセンの同情
  者ミュンスター牧師
(Mynster, J.P. 1775-1854)は、「キリスト教知識」と題した説教を
  出版し、グルントヴィを盲目的な危険人物であり、社会混乱の張本人であるとして攻
  撃した。この本はその「キリスト教知識」に対しての説教を出版したもの。

21 Theologisk Maanedsskrift / udgivet af N.F.S. Grundtvig og A.G. Rudelbach
  Kjobenhavn : Wahlske , 1825-1828
  13 v. : ill. ; 21cm

  「神学月報」
   牧師職を剥奪された後も、許可を得て「神学月報」を出し、わずかに宗教社会に対する
  不満を吐き出していった。

22 Danske Hoitids-Psalmer til Tusindaars-Festen / ved Nik. Fred. Sev.
  Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , 1826
  15p ; 20cm

  「千年祭のための賛美歌」
   聖霊降臨節の祝いをかねて、デンマークにおけるキリスト教の開祖アンスガー
  
(Ansgar)の千年祭に、2〜3の儀式用賛美歌を作り、以前に作った歌と合わせて
  出版したもの。千年祭の数日前に彼は牧師の職をおわれることになる。

23 Om Religions-Frihed : Tredie og sidste Stykke / af N. F. S. Grundtvig
  Kjobenhavn : [出版者不明] , 1827
  p. [193]266 ; 22cm

  「宗教の自由に関して:第3編と最終編」
   1826年にクラウセン教授の名誉毀損罪の訴えに対する裁判所の判決があり、彼
  は罰金と今後許可なく著作物を発行できない終身検閲の下におかれることになり、1
  827年に書き上げたこの本は発行が許可されずに、印刷されたまま四十年後まで一
  般人には読ませることができなかった。

24 Om den Clausenske lnjurie-Sag / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , 1831
  16p ; 18cm

  「クラウセンの中傷問題について」

25 Om Daabs-Pagten : i Anledning af S.T. Hr. Stiftsprovst Clausens Barne-
  Daab og offenlige Erklaring / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1832
  19p ; 19cm

  「洗礼の約定について:カトリック副司教クラウセンの幼児洗礼と公の布告
  に際して」

26 N.F.S. Grundtvigs Breve til hans Hustru under Englandsrejserne 1829-
  1831 / udgivne af deres Borneborn
  KobenhavnAage Marcus , 1920
  xvi, 203p., [2] leaves of plates : ports. ; 21cm

  「1829〜1831年、イギリス留学中のグルンドヴィから妻への手紙、」

27 Kronike-Riim til Borne-Lardom med lndledning og Anmarkninger / af
  Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske Boghandling , 1829
  xx, 167p ; 20cm

  「子供が学ぶための序説及び解釈つきデンマーク歴史詩」

28 HistoriskBorne-Lardom / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske Boghandling , 1829
  vi, 20p ; 18cm

  「子供が学ぶデンマーク史」
   この時期、彼は子供のためのデンマーク歴史物語を書いた。

29 Nordens Mythologi eller Sindbilled-Sprog historisk-poetisk udviklet og
  oplyst / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  2. omarb. Udg.
  Kiobenhavn : J.H.Schubothes , 1832
  xxiv, 635p ; 22cm

  「北欧神話」
   第2回の渡英の後に書かれたこの大作の序文には、国民高等学校創立の思想が書かれている。つまり、普通のデンマークの農民たちに歴史の一般的知識、すなわち北欧の先人たちの歴史的事実を正しいデンマーク語で教えようとする考え方である。

 

30 Haandbog i Verdens-Historien : efter de bedste Kilder : et Forsog / af Nik.
  Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske Boghandels , 1833-1843
  3 v. ; 21cm

  「世界史ハンドブック」

31 Om Sogne-Baandets Losning og Hr. Professor Clausen / af N.F.S.
  Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , 1834
  24p ; 17cm

  「教区束縛の解決とクラウセン教授について」
   その当時まで、デンマーク人は生まれた地区の教会で説教を聞き、洗礼聖さんをう
  けなければならなかった。自由に他所の牧師を尋ねて信仰を深くすることができるよ
  うにしなくてはならないという信仰の自由を求めたもので、初めての議会が召集され
  たときに提出したもの。時勢の変化か、長年の仇敵であったクラウセン教授もこの教
  会自由に賛同した。

32 Det Danske Fiir-Klover eller Danskheden / partisk betragtet af Nik. Fred.
  Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , 1836
  83p ; 19cm

  「デンマークの四つ葉のクローバー、または、デンマーク性」
   「国王・国民・祖国・国語」の4つが協力してゆけば、デンマークは幸福になるとのべた。

 

33 Til Nordmand om en Norsk Hoi-Skole / fra Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  ChristianiaGrondahl , 1837
  24p ; 18cm

   「ノルウェー国民高等学校についてノルウェー国民へ」
  ノルウェー国民高等学校の草案とスカンジナビア大学の計画を書いたもの。

34 Sang-Vark til den Danske Kirke / samlet og lampet af Nik. Fred. Sev.
  Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1837-1841
  2v. ; 19cm

  「デンマーク教会用賛美歌集」
   彼は幼年時代に母や女中に習った儀式用賛美歌を非常に懐かしみ、長い間デンマー
  クの賛美歌の改正を企画していた。彼の書いた賛美歌は千四百歌あまりにのぼり、今
  日もデンマークの各地で歌われている。

35 Aabent Vennebrev til en Engelsk Prast / fra Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1839
  28p ; 19cm

  「イギリス牧師に送る手紙」
   親しく交際していたワーデ
(Wade)牧師についての小冊子。

36 Frisprog mod H.H.Hr. Biskop Mynsters Forslag til en ny Forordnet
  Alterbog / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske Boghandel , 1839
  viii, 149p ; 19cm

  「ミュンスター僧正の提案した新祈祷書に対しての意見書」
   祈祷書の新しい選定についてのミュンスター僧正の提案に反対して出した論文。ま
  た、グルントヴィはキルケゴール(
Kierkegaard, Soren 1813-1855)と共に宗教運動
  を展開した。

37 Kiarminder til Kong Frederik den Sjettes Krands / af Nik. Fred. Sev.
  Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1840
  83p ; 19cm

  「フレデリク6世のためのわすれな草」
  1839年12月3日、グルントヴィの良き理解者であり、協力者であったフレデ
  リク6世が崩御された。グルントヴィはこれを深く悲しみ、フレデリク6世のことを
  詩に賦した。

38 Dansk Bonde-Vise om Kong Frederik den Sjette Hoilovlig Thukommelse
  (Offprints 1-18)

  「デンマーク農夫のフレデリク6世を偲ぶ歌」
   フレデリク6世の霊柩がロスキルに運ばれた際、デンマークの農民たちが霊柩を奉
  持したいと申し出たので、王妃は追慕の気持ちを表す歌を農夫に歌ってもらいたいと
  思い、その作詞をグルントヴィに頼まれた。フレデリク
6世は農民の理解者、農民の
  味方として敬慕されていたのである。

39 Sang i Anledning af Majestaternes Solvbryllup den 22de Mai 1840
   (Offprints 1-21)

40 Sang i Anledning af Majestaternes Solvbryllup den 22de Mai 1840
   (Offprints 1-22)

  「1840522日両陛下の銀婚式の為の歌」

41 Skjalde-Blik paa Danmarks Stjerne i Solv-Bryllups og Kronings-Aaret,
  1840 / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1840
  76p ; 20cm

  「1840年クリスチャン8世の銀婚式と戴冠式に捧げる詩」

42 Vise om Kong Christian den Ottendes og Dronning Caroline Amalies
  Kroning og Salving paa Frederiksborg Anden Sondag efter Trinitatis
  1840(Offprints 1-24)

  「クリスチャン8世とカロリン・アマリエ女王陛下の戴冠式と、1840年聖霊降
  臨祭の次の日曜日のフレデリクスボー城のための塗油式についての歌」

43 Sange for Vennelaget i Danske Samfund paa Kronings-Dagen 28de Juni
  1840 (Offprints 1-25)

  「1840年6月28日戴冠式の日にデンマークの友人に贈る歌」
   新国王クリスチャン8世は皇太子の頃からグルントヴィのよき理解者であった。ま
  た、カロリン・アマリエ王妃もグルントヴィの熱心な信奉者であった。

44 Phenix-Fuglen : et angelsachsisk Kvad / forstegang udgivet med
  Indledning, Fordanskning og Efterklang af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Fabritius de Tengnagels Bogtrykkeri , 1840
  71p ; 25cm

  「不死鳥」
   1840年6月28日新国王クリスチャン8世の戴冠式が行われ、この式典を祝し
  てグルントヴィはアングロサクソン的な詩を作り発表した。

45 Bon og Begreb om en Dansk Hoiskole i Soer / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kiobenhavn : Wahlske , 1840
  40p ; 19cm

  「ソーレのデンマーク高等学校についての願望とその概念」
   ソーレ(
Soer)の国立のアカデミーを国民高等学校に改造することを国王に対して
  提案していた。

46 Ludvig Christian Mullers Eftermale (Offprints 2-7)

  「ルードヴィヒ・クリスチャン・ミューラーの名声」
   カロリン・アマリエ王妃の希望でグルントヴィの教育思想を盛り込んだ自由な学園
  が建設され、グルントヴィが初代校長となった。その後、スネステの師範学校からミ
  ューラーが校長として呼ばれた。

47 Nyaars-Onske i Danske Samfund / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Wahlske , 1843
  23p ; 20cm

  「デンマーク協会に対する新年の祝詞」
  デンマーク協会とは、彼がまだ牧師の職に復帰できないでいるとき、学生達の希望
  にこたえて政治、宗教、文学、思想、社会問題などについて意見の交換をする場を
  作ったもので、ここに集った人々はその後、牧師や教師となって農村に帰り、そこで
  また小さな協会を作った。この中で、彼はデンマーク式教育と教養の必要性を力説
  して、国民に愛国心の高揚を説いている。

48 Lykonskning til Danmark med Det Danske Dummerhoved og Den
  Danske Hoiskole / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : C.A. Reitzel , 1847
  61p ; 20cm

  「愚かな国民を持ったデンマークとデンマーク国民高等学校を持ったデン
  マーク、そのデンマークへの幸運の願い」

49 Norden mod Tydskland : Velkomst / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : J. Commission hos Boghandler F.H. Eibe , 1848
  16p ; 19cm

  「ドイツに対する北欧:歓迎の辞」

 

50 Den Tydske Flaade : Et episk Laredigt i utallige Sange : 1. Hefte / efter
  det Tydske, af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : F.H. Gide , 1848
  8p ; 19cm

  「ドイツ艦隊:叙事詩的、教訓的な詩」

51 Dansk Krigssang. April 1848Offprints 1-53

  「デンマークの戦いの歌:1848年4月」

52 Dansk Seier-Sang. April 1848 (Offprints 1-54)

  「デンマーク勝利の歌:1848年4月」
   かつてのデンマークとドイツの国境はエルベ河畔にあったが、大国の隣の小国はその
  接する地域の国語や文化が大国のものと同化し、最終的にはその大国の属領となって
  しまう傾向があった。その結果、当時は北シュレスヴィがドイツとの国境の地域となって
  おり、彼は北シュレスヴィでのデンマーク精神の復活を訴え、ドイツとの戦いも辞さない
  勢いであった。1848年5月10日、デンマークとドイツの間で開戦。
    彼の息子も義勇軍を志願して出征した。この戦いは3ヶ月で休戦になった後、土地を
  失うことなく講和条約が締結された。

53 Danskeren : et ugeblad / samlet og udgivet af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : I Commission hos Bog- og Papirhandler F.H. Eibe , 1848-
  1851
  4 v. ; 18cm

  「デンマーク人:週刊誌」
   デンマーク的な見地からデンマーク人の啓蒙教育をしようと試みた。

54 Ved Sorge-Hoitiden for Kong Christian den Ottend den 26. Februar
  1848(Offprints 1-51)

  「1848年2月26日、クリスチャン8世陛下追悼の詩」

55 Sorgetale over Kong Christian den Ottende i Dronningens Cabinet den
  26. Februar 1848(Offprints 1-52)

  「1848年2月26日、女王陛下のうちにあるクリスチャン8世陛下への
  追悼の言葉」
   1848年1月20日、グルントヴィが最も信頼していた国王クリスチャン8世が崩御
  された。グルントヴィは国王の信任が厚かっただけに悲しみも大きく、彼は葬儀の弔
  辞を述べ、詩を作るなどして英霊をなぐさめた。

56 Grundtvig og Ingemann : Brevvexling 1821-1859 / udgiven og indledet af
  Svend Grundtvig
  Kjobenhavn : Samfundet til Den Danske Litteraturs Fremme , 1882
  lx, 328p ; 21cm

   「グルントヴィとインゲマン:往復書簡 1821‐1859」
   インゲマン
(Ingemann, Bernhard Severin 1789-1862)はグルントヴィの影響を多
  分に受けたデンマークの文学者で、彼とグルントヴィは親友であった。

57 N.F.S. Grundtvigs sidste Pradikener : i Vartov Kirke 1861-72 / et Udvalg
  af C.J. Brandt
  KjobenhavnKarl Schonberg , 1880
  2 v. ; 20cm

  「グルントヴィの最後の説教:ヴァートゥ教会にて、1861―72年」

58 Mands Minde 1788-1838 : Foredrag over det sidste halve Aarhundredes
  Historie holdte 1838 / af Nik. Fred. Sev. Grundtvig
  Kjobenhavn : Karl Schonberg , 1877
  xx, 603p ; 20cm

  「思い出の記 1788‐1838」 

 

(Offprints 1)
[Offprints of poems and articles in periodicals] 1 / N.F.S. Grundtvig
Copenhagen :
出版者不明 , 18071880
1 case (63 booklets) ; 29cm

(Offprints 2)
[Offprints of poems and articles in periodicals]2 / N.F.S. Grundtvig
Copenhagen
:出版者不明 , 1849-1880
case( 23 booklets) ; 29cm

雑誌に発表した論説や、詩の抜き刷りと教会などで配ったと思われる賛美歌の歌詞や説教などの図書としては扱えない断片を2箱にまとめて整理したもの。

関連図書

[Ballermann (Denmark) old maps]
[
出版地不明] : Ballermann , [1975]
26p of col. map in 1 case ; 69x48cm

<グルントヴィが影響を受けた人々>

Schiller, Friedrich, 1759-1805

Die Braut von Messina, oder, Die feindlichen Bruder
Leipzig : Philip Reclam , 1947
96p ; 16cm
「メッシーナの花嫁」

Goethe, Johann Wolfgang von , 1749-1832

Die Leiden des jungen Werthers / 星野慎一編
東京
: 第三書房 , 1963
285p ; 19cm
「若きウェルテルの悩み」

Schelling, Friedrich Wilhelm Joseph von., 1775-1854

Bruno oder uber das gottliche und naturliche Princip der Dinge : ein Gesprach
Berlin : Johann Friedrich Anger , 1802
230p ; 19cm
「ブルノー」

<同時代に生きた人々>

Oehlenschlager, Adam Gottlob, 1779-1850

Hakon jarl hin Rige
13. opl.
Kobenhavn : Gyldendal , 1964
162p ; 21cm

Kierkegaard, Soren, 1813-1855

死に至る病 / キルケゴール著 ; 松浪信三郎訳
東京
: 小石川書房 , 1948
263p ; 19cm
原題”Sygdommen tildoden

Andersen, Hans Christian, 1805-1875

Improvisatoren
Kjobenhavn : Gyldendal , 1898
430p ; 18cm
「即興詩人」

<彼の後に続く人々>

内村鑑三 1861-1930

後世への最大遺物・デンマルク国の話
東京:岩波書店
, 1984
111p ; 20cm

平林広人 1886-1986

デンマルク
東京:文化書房
, 1928
308p ; 20cm

東海大学建学の精神の源泉とデンマーク国民高等学校の百年
東京:東海大学出版会
, 1968
74p ; 18cm

松前重義 1901-1991

デンマークの文化を探る
東京:向山堂書房
, 1936
94p ; 19cm

敗戦デンマークの復興を見よ
東京:東海書房
, 1945
321p ; 19cm

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