授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 海洋思想史
授業科目の区分 自己形成科目    主専攻発展科目
授業の目標
 現在、「海は人類共通の財産」と考えられている。この考え方は歴史的に古く、
古代ローマ市民は、「海は万人の共有財産」とし、誰もが自由に海に乗り出し交易
や漁業を営み生きていた。そしてグロティウスは、一六〇九年に「自由海論」を匿
名で著し、「海の利用は、いずれの国民においても自由である」と、公海自由の原
則、無害通航権の基礎となる論を展開し海の秩序を作った。「自由海論」の発想
は、現代でも国連海洋法条約において公海自由の原則、無害通航権として生き続け
ている。
 海は皆のものであり、海の利用は誰しもが自由に行うことができる。しかしその
反面、皆のものだから誰も責任を持たず使い続けてきた。その結果、海洋汚染は進
み、水産資源の枯渇が叫ばれているのが現在の海の姿だ。
 海に関する思想の変遷を知ることで、海洋世界の未来像を構築する。
尚、本授業で育成しようとする力、スキルは以下の通りである。
・自ら考える力(学習力・思考力・探究力)
・人と社会を知る力(人間・社会・環境の関係性を理解し、未来を見つめ創造する
力)
・関連づける社会的創造力
先修条件または
他の授業科目との関連

 海洋政策論を履修しておくか、並行して履修することが望ましい。
履修のポイント
留意事項

 海洋関係にも哲学があり、思想があることを理解し、海洋に関する歴史、文化を知る
基礎にして欲しい。
学部・学科必修/選択の別
海洋学部 海洋文明学科 選択

2014/09/16 11:31:30 作成