授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 相対論的量子論2
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

ベンツ ヴォルフガング
授業の目標
 相対論的な量子力学では、Schroedinger 方程式ではなく、スピン s=0 のボゾンの
場合は Klein-Gordon 方程式、s=1/2 のフェルミオンの場合は Dirac 方程式が粒子
の基本的な運動方程式である。その二つの運動方程式の背景にある物理、またその解
となる波動関数、そしてそれに基づく相対論的な散乱問題は、この講義の目標であ
る。
 「相対論的量子論I」では、非相対論的な量子力学の復習の後、まず Klein-
Gordon 方程式の議論から始まる。そのときに、負の振動数を持つ解の解釈、そして
それに関連する反粒子の記述などに重点を置く。その後、Dirac 方程式を導入し、自
由粒子に対する解、そして回転及びローレンツ変換のもとでの振る舞いを講義する。
次に、それぞれの運動方程式に対するグリーン関数を導入し、波動関数の時間発展を
考える。「相対論的量子論II」では、散乱問題へ応用するために、散乱の S 行列を
導入し、実験で計られている散乱断面積との関係について考慮する。具体的に、クー
ロン場による電子の散乱、陽子・電子散乱、原子核・電子散乱、電子・電子散乱を取
り扱う。理論と実験との比較を行い、陽子及び原子核の内部構造を表す「形状因子」
及び「構造関数」を議論する。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

 毎週講義に出席することと、積極的に質問することがポイントである。
参考文献などについて、講義が始まってから知らせる。
学部・学科必修/選択の別
理学研究科                物理学専攻                修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成