授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 微小域力学特論
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

川島  康 教授

授業の目標
 機械による制御の対象域は急激に小さくなっている。その領域はオンストローム
オーダーに近づきつつある。原子オーダーの領域における力学、すなわち量子力学
を基礎としなければ、この領域を対象とする機械の製作は難しいであろう。本講義
は、ナノオーダーの領域を対象とする機械の製作を目論もうとする切っ掛けを作っ
た最近のトピックス、例えば、原子分解能の表面の観察や原子操作を可能にした走
査型トンネル顕微鏡、べん毛を回転させている分子モーター、およびフラーレンの
高速回転などを取り上げて、これらの原理を理解したり、現象を解明して機械に応
用するためには、これまで機械工学の学理の中に含まれていなかった新しい物理や
化学の基礎を必要とすることを述べる。授業では、量子力学から始め、それに基づ
く化学結合に関する理論、分子および結晶の性質を決定づける対称性、その解析に
必要な群論、その応用として分子および結晶格子の振動解析、電子構造の解析につ
いて解説する。さらに、これらの領域を対象とする測定法、例えばX線回折、ラマン
散乱、赤外吸収、電子線回折、光電子分光、および核磁気共鳴などについて概説す
る。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

量子力学および群論については授業において説明するが、参考書を紹介するので、各自
でよく勉強すること。
学部・学科必修/選択の別
工学研究科                機械工学専攻               修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成