授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 魚病学特論1
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

小野 信一
授業の目標
 水産増養殖学の中で魚病学の占める位置を理解するために、まず増養殖されている
魚介類に対する感染性の微生物、特に病原性のウイルスと細菌についての概要を把握
してもらうことが第一の目標になる。
 魚病学では個々の魚を対象とするのではなく、集団として飼育または蓄養されている
魚介類のグループに対する健康管理が重要である。ヒトに対する医学と異なり、キロ
当たりの魚価が決まっているものでは、高価な処置は生産費を上げるだけで好ましく
ない。この点、予防が第一であり、早期発見・早期処置がこれに次ぐ。
 このため、大きな被害を与えるような病原微生物に対する知識が基本として重要で
ある。そこで、ウイルスや細菌に関する基礎知識から始め、関連する重要な論文や総
説(英文を含む)を講読しながら、魚病研究の現状についての理解を深めていく。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

 魚病学は集団として増養殖されている魚介類を対象としている。もともと1尾の単価よ
り高額な魚病対策費をかければ、結局 赤字となり産業としては成り立たない。 このた
め、病原性微生物の特性を知り、これらを増養殖の場に持ち込まないための方策が第一
である。 次に魚介類が自分の身を守る免疫能の基本を調べ、ワクチン処理や免疫賦活剤
などの利用による予防処置が重要と思われる。
 魚病学特論1では上の点を理解するため、次のような論文や総説・著書(一部)を講読
しながら問題点を明らかにし、研究の現状を考えていく。
 T.Sano(1995):Viruses and viral diseases in salmonid,Aquaculture 132,43-52
 K.Wolf(1988):Fish viruses and Fish viral diseases,  Cornell Univ.Press
 Austin and Austin (1993):Bacterial Fish Pathogens,     Ellis Horwood など
学部・学科必修/選択の別
海洋学研究科               水産学専攻                修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成