授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 地球気候力学特論 2
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

三村和男
授業の目標
 人間活動の活発化に伴い大気中の二酸化炭素が増大し、その温室効果によって引き
起こされる地球温暖化などが世界的な社会問題となっている。また、猛暑や暖冬とい
った気候の変動に関しても一般の人の関心は非常に高い。一方地球誕生からの46億
年の歴史を眺めると、地球の気候は変動に次ぐ変動を繰り返してきた。地球の気候
は、大気、海洋、雪氷などの様々なサブシステムの相互作用によって変動している。
それら地球表層の変動の主役は物理現象であり、その変動のメカニズムを理解する理
論的物理学的枠組みが気候力学である。このような複雑な系である気候変動のメカニ
ズムや諸プロセスを物理学的に理解すること目標とする。大気や海洋は、流体力学及
び熱力学法則に則って変動し、氷河、氷床、海氷の変動の理解にはレオロジーが主役
となる。これら大気海洋雪氷圏間では、お互い熱力学的、力学的に強い相互作用があ
り、例えば、大気の変動は海洋や海氷の変動を駆動し、逆に海洋や海氷の変動は大気
を駆動する。このような複雑な地球の気候を理解するためには多岐にわたった広範な
学力を身につけなければならない。
 本講義では、気候のサブシステム間の相互作用に力点を置いて、大気海洋海氷雪氷
の相互作用の諸プロセスについて講義を行う。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

この講義は、学部レベルでの力学の基礎、連続体力学の基礎およびそれに付随する基
礎数学がすでに十分理解していることを前提として講義を進める。従って、上記分野に
自信のない学生は、予め十分に復習してから講義に臨んで欲しい。
 なお、受講にあたっては、気象などに関する予備的知識は特に必要ではない。地球
気候力学特論Iを履修しておくことが望ましい。
学部・学科必修/選択の別
理学研究科                物理学専攻                修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成