授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 生化学特論1
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

米田 一成
授業の目標
生物の生命活動を支えているのは化学反応(生化学反応)の連続,すなわち代謝で
ある.細胞内で起こる化学反応はそれぞれ固有の酵素が関与し,調節されている.
生体触媒である酵素の特徴は,基質や反応特異性が高く且つ反応効率がよいことに
ある.酵素はタンパク質でできており,それぞれ固有の構造を持ち,活性中心に基
質が結合し,触媒作用を発揮する.活性中心は酵素タンパク質の限られた部位にあ
り,関与するアミノ酸残基が基質の結合や触媒作用に最適な位置に配置されてい
る.従って,酵素の機能を理解するためには,構造と機能の両面からの解析が必要
である.
リゾチ−ムは,立体構造,基質結合部位,触媒基,基質結合様式が明らかにされ,
さらに触媒機構も推定されているなど最も明らかにされている酵素の1つである.
本講義は,リゾチ−ムを中心に,X線解析,NMR解析,分子動力学計算による構造解
析,さらに基質結合力の解析,酵素反応物の定量と構築した反応モデルのコンピュ
−タシミュレ−ションによる活性の解析など酵素研究における理論と分析技術を解
説し,酵素作用の仕組みを考究する.



成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

酵素の構造と機能をタンパク質化学・酵素化学・物理化学的な手法で明らかにしようと
するものであり,生化学,タンパク質化学,タンパク質工学,物理化学等の基本的知識
を積極的に学ぶ姿勢が必要である。さらに、講義に積極的に参加し、活発な討論に参加
するこが望ましい。

学部・学科必修/選択の別
農学研究科                農学専攻                 修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成