授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 有機機能分子化学特論1
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

増岡 智加子
授業の目標
 医療,農林水産業,食品工業等の生物関連産業において,人類の生活に役立つ特異
的な機能を有する様々な有機分子(有機機能分子)が,近年,天然・人工を問わず見
いだされ,利用されている.これらの有機分子は,特異な立体構造を有しており,そ
のことが分子の持つユニークな機能性を発揮する要因となっている.したがって分子
の構造と機能との関係を整理しておくことは,化学反応性や分子認識システム
(生命現象)を理解するうえで極めて重要である.
 特論1では,これら有機機能分子の反応性や機能が,その立体構造,電子状態,分
子間相互作用等によって,どのように発現するのかを幾つかの反応例を取り上げなが
ら整理する.特に,量子化学計算から導かれた分子軌道によってどのように説明され
るのかについて詳しく学んでいく.本講義では,分子の構造と機能を研究するうえで
身につけておくべき量子化学の知識,構造解析手法,およびコンピュータスキルの修
得を目標とする.

成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

 分子の化学結合や構造,化学反応性を理解する上で軌道概念がどう関わっているか学ん
でいく.近年,有機分子の化学反応性や物性は,高性能コンピュータと量子化学的手法の
開発によって精度良く予測できるようになってきた.しかし,必ずしも難解で複雑な数式
や計算手法を使わずとも,実に簡単な作図によってそれらを上手く説明できる場合があ
る.各自積極的にペンを動かし,絵を通して化学反応を考えてもらいたい.また,講義は
有機化学反応の基礎を習得していることを前提に進めていく.したがって,配布資料中の
有機化学関連項目については予習復習をしておくこと.
学部・学科必修/選択の別
農学研究科                農学専攻                 修士課程 選択

2014/09/16 11:32:17 作成