授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 地球気候力学特論
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

三村 和男 教授

湘南校舎10号館1階自然環境第2実験室
(内線3419)
授業の目標
 人間活動の活発化に伴い大気中の二酸化炭素が増大し、その温室効果によって引
き起こされる地球温暖化などが世界的な社会問題となっている。また、猛暑や暖冬
といった気候の変動に関しても一般の人の関心は非常に高い。一方地球誕生からの
46億年の歴史を眺めると、地球の気候は変動に次ぐ変動を繰り返してきた。地球
の気候は、大気、海洋、雪氷などの様々なサブシステムの相互作用によって変動し
ている。それら地球表層の変動の主役は物理現象であり、その変動のメカニズムを
理解する理論的物理学的枠組みが気候力学である。本講義では、このような複雑な
系である気候変動のメカニズムや諸プロセスを物理学的に理解すること目標とす
る。大気や海洋は、流体力学及び熱力学法則に則って変動し、氷河、氷床、海氷の
変動の理解にはレオロジーが主役となる。これら大気海洋雪氷圏間では、お互い熱
力学的、力学的に強い相互作用があり、例えば、大気の変動は海洋や海氷の変動を
駆動し、逆に海洋や海氷の変動は大気を駆動する。このような地球の気候を理解す
るためには複雑で多岐にわたった広範な基礎が必要とされる。特に気候のサブシス
テムの中で最も重要な地球大気の流れのメカニズムや地球大気の熱力学,大気海洋
海氷雪氷の相互作用の諸プロセスについて講義を行う。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

 この講義は、学部レベルでの力学の基礎、流体力学の基礎およびそれに付随する
基礎数学がすでに十分理解していることを前提として講義を進める。従って、上記
分野に自信のない学生は、予め十分に復習してから講義に臨んで欲しい。なお、受
講にあたっては、気象などに関する予備的知識は特に必要ではない。

学部・学科必修/選択の別
工学研究科                航空宇宙学専攻              修士課程 選択

2015/09/10 15:49:56 作成