授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 文学の遠近法(創作のための文学史)
授業科目の区分 主専攻科目    学科開講科目
授業の目標
 文学はどこから来たのだろうか。この授業は、その根元的な問題を、創作という観
点から見直し、 追体験してみようとするものです。 
 手がかりは、プラトンによって提起され、アリストテレスにおいて確立された文学
理論の基本用語「ミメーシス」。ミメーシスとは、現実模写あるいは描写を意味しま
す。一口にいうなら「リアリズム」の問題です。 
 人類は、どのような表現をリアルと感じ、どのような表現をリアルでないと感じて
きたか。そのことを具体的な作品を通してさぐってゆこうとするのです。例えば、物
語の主人公の変遷(神々や王や集団が主人公を独占した古典時代から、平凡な日常生
活を営む任意の人物がその地位を奪い取った近代へ)、説明と描写、人称と視点、地
の文とカギカッコの会話文、細部と全体の関係、小説作品と戯曲作品の比較、といっ
た角度・視点から。 
 その結果、学生諸君は、あるいは近いものが遠くに、遠いものが思いのほか近くに
見える、という経験をすることになるかもしれません。 
<この科目で育成することを目指す力:「自ら考える力」「文章・情報を読み解く
力」「人間と世界に関する認識力」> 

先修条件または
他の授業科目との関連

 学生各自が文学の全体像を構築する上できわめて重要であり、小説・批評・詩など
に関わる科目を学ぶための基礎となる授業といえます。 
履修のポイント
留意事項

 文学に対する既成概念、個人的な思いこみをひとまず置いて、現在から古代に渡る文学
の歴史に対し、注意深く目を見開きつづけることが要求されます。 
学部・学科必修/選択の別
文学部 文芸創作学科 選択

2017/12/04 15:03:08 作成