授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 日本の古典を読むA
授業科目の区分 主専攻科目    学科開講科目
授業の目標
 現代の文学作品の背後には、膨大な古典の世界が広がっています。しかし「古典」
を自ら楽しみとして読むという人は、恐らく少ないでしょう。難解な文法や、時代の
隔たりによる背景理解の難しさが先行し、「文学」のイメージから遠ざかるからで
す。しかし、現代社会に根差した慣習や、言い回しなどにも古代の影響は色濃く滲ん
でいます。 
 この講座では、まずは古代の文学に登場する出来事から現代との接点を考え、そこ
から徐々に古代の文学を読む喜びを知り、生涯の糧となすべく、発展させていきま
す。読解に必要な知識を伝授する課程は含みますが、単に文章を理解するのみにとど
まらず、そこから思考を拡げ、個々の作品を読み解いていきます。 
 「古事記」をはじめとする記紀万葉の世界にふれることで、古代の静寂の中で人々
が自然について語る声を聞くと共に、そこから平安期以降へとつながる日本文学の変
遷について、幾つかの具体的な作品を通して学びます。 
<この科目で育成することを目指す力:「自ら考える力」「文章・情報を読み解く
力」「人間と世界に関する認識力」>

先修条件または
他の授業科目との関連

 「日本の古典を読む」については、可能な限り、「A」「B」どちらも履修するよ
うにしましょう。内容として、年代的に「A」は、「B」の前の時代を扱うことにな
っており、「A」を「B」の前に履修することが望ましいですが、順序が逆になって
も特に問題はありません。 
履修のポイント
留意事項

 まずは、高校時代までの古文アレルギーを忘れることが重要です。時代の隔たりへの過
剰な反応は、各作品の鑑賞・理解力を鈍らせることになります。そのため、この授業では
古文の文法力なども特に問われません。文章の意味を理解することを終着点とするのでは
なく、そこから始めて作品に「疑問」を持つようにしてください。
学部・学科必修/選択の別
文学部 文芸創作学科 選択

2017/12/04 15:03:08 作成