授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 江戸・明治の文学を読む
授業科目の区分 主専攻科目    学科開講科目
授業の目標
 今日、小説や詩や戯曲について我々は固定観念にとらわれています。しかし、日本
の近代文学が固定化されてくる以前には、さまざまな可能性を持つ多様な姿形の文章
表現が存在していました。近代の日本の文学は西洋の影響を受け、明治の文学者たち
の努力で作り上げられてきました。しかし江戸期の文学が明治になって突然、変わっ
てしまったわけではありません。 
 この科目は、江戸と明治を一体のものとして、その連続した混沌とした状況を、具
体的な作品を読むことで感じ取ることを目的としています。当時の作品は、硬質な漢
文的表現による思想的な文章から、同じ漢文でも滑稽な卑猥な魅力にあふれたもの、
日常の庶民の職業や階層による言葉遣いを忠実に再現したようなものから、波乱万丈
の物語、現代のキャッチコピーに通ずる言葉遊び的作品など、さまざまなものがうず
もれています。 
 豊かな混沌″から、自らの表現の糧となるようなものを見つけ出してください。 
 <この科目で育成することを目指す力:「自ら考える力」「文章・情報を読み解く
力」「批評的な思考力」>

先修条件または
他の授業科目との関連

 「近代文学論」につながる科目です。「日本の古典を読むA・B」を履修した上で
履修すれば、さらに理解が深まるでしょう。 
履修のポイント
留意事項

 この授業は、その性格上、授業全般を通して使える教科書というものがない。適宜、プ
リントなどで教材を配布したり、OHPを使って絵を見せたりしながら展開することが多
くなります。その代わり、授業で取り上げた作品を読むための参考書などを紹介するの
で、学生の皆さんは自分が興味を感じた作品を自分で探して、自ら読破するようにしまし
ょう。
学部・学科必修/選択の別
文学部 文芸創作学科 選択

2017/12/04 15:03:08 作成