授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 翻訳文学論
授業科目の区分 主専攻科目    学科開講科目
授業の目標
「翻訳文学」というジャンルは、わが国ではきわめて特異な領域です。それは、「翻
訳文学」の歴史に、数百年の鎖国を経て、急速に外邦文化を吸収しようとしてきたこ
の国の歴史そのものがあらわれていることにも明らかです。同時に、「日本文学」と
は一線を画す固有の表現技術も培われてきました。多くの読み手は、書名も作者も告
げられずに開かれた書物の一頁、一行を見ただけで、それが「日本文学」であるか
「翻訳文学」であるかを直感的に理解します。 
 この授業では、「翻訳文学」の歩みを概観しつつ、その「直感」を「理論」に結び
つけるべく、「日本文学」と「翻訳文学」とを分かつ文章作法を事例的、実践的に研
究していきます。文学が、「日本文学」あるいは「アメリカ文学」といった国名を冠
にした枠組みの中でのみ完結するものではなく、グローバルな意味で「文学」である
現代を意識し、「日本文学」の枠にとらわれず、自由な表現方法を学び身につけるこ
とが授業の目標です。
<この科目で育成することを目指す力:「自ら考える力」「文章・情報を読み解く
力」「個々の経験に新しい表現を与える力」> 

先修条件または
他の授業科目との関連

 翻訳文学に馴染みの薄い人は、「世界の文学を読む」「外国文学の探究」などの科
目を履修しておくことが望ましいと思われます。 
履修のポイント
留意事項

 テキスト中の特定の表現において原文を参照する程度のことはありますが、特に外国語
(英語)の「読解力」を必要とするものではありません。「翻訳文学」への抵抗感ではな
く、「文学」への柔軟な眼差しをもって講義/演習に臨んでください。 
学部・学科必修/選択の別
文学部 文芸創作学科 選択

2017/12/04 15:03:08 作成