授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 日本文明研究2−2
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
授業の目標
この授業は、日本文明に関する諸問題の中からテーマを選んで進められる。参加す
る院生がそれぞれの研究の刺激となるような専門的知見や広い視野を獲得すること
を援助する場である。私たちの分野では、チームを組んでの調査や共同研究があり
うることは言うまでもないが、基本的に研究は個人作業である。しかしそれは、研
究のすべてがまったくの単独でなされるということではない。大きく言えば、時代
の空気を吸うことで各自の問題意識が育まれるわけであり、身近に即して言えば、
学会などでの発表、授業での小発表・レポートをもとにしての教員や友人との討
議、場合によってはお茶を飲みながらの気のおけない雑談からさえ、研究の上で得
られる所は大きいのである。ただし、それらから十分な刺激を汲み取るためには、
過不足なく自分の意見を他者に伝え、批判を受け、それに応える訓練を積むことが
大切になってくる。この授業は、その訓練の場を提供するという意味もある。
履修のポイント
留意事項

日本文明に関するどのような分野であれその研究上の蓄積は短時日に理解しうるもので
はない。学期中に何をテーマとして取り上げるにせよ、研究は、閑雅な趣味でもない
し、単なる思い入れでもない。取り上げるテーマにどのような意味があるのか、その分
野のより広い問題関心とどのような関わりがあるのかを常に意識していなければならな
い。学期という限られた時間の中で扱いうるテーマは全体の中の一部分に過ぎない。従
って授業のテーマも学期ごとに変わるので、一つの学期の授業に参加することでその分
野全体に関する専門的知見の獲得が完結するわけではない。もう一つ心してほしいこと
は、どんな分野であっても、研究史上の古典というべき傑出した業績がある。「もう古
い」などと決め付けずに、それらを味読すること。

学部・学科必修/選択の別
文学研究科                文明研究専攻               博士課程前期 選択

2017/12/04 15:04:10 作成