授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 日本文明演習3−1
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

田尻祐一郎
授業の目標
この授業は、日本文明に関する文献・史料・データなどの正確な読解力の体得を目
標とする。あらゆる分野においてそれらの読解力は必須であって、正確な読解力に
裏付けられないものは研究の名に値しない。ただ私たちの分野の特色は、その答え
が一つではないということである。こうも解釈しうるし、また別な解釈も成り立
つ、あるいは、ある結論も導きうるし、違った理解の余地もあるといったような場
合がほとんどなのである。しかしそれは、理解や結論は何でも良いということでは
ない。むしろ複数の答えを前にした時点から、本当の研究が始まると言うべきかも
しれない。どのような条件が満たされれば、ある解釈が他に優位するのか、別な解
釈が成り立つのは、他の解釈に対するどのような批判の上に立ってのことなのかな
どなどを吟味熟慮することは、それが研究の全体とは言えないまでも、私たちの研
究の欠かせない本質的な部分であるからである。その作法を学ぶ修行の場として、
この授業はある。

成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

学期ごとに取り扱う素材は、一つの小宇宙をなす作品であったり、宝の山であるはずの
史料群であったり、解析を待つデータの山だったりする。必ずしも日本語とは限らない
し、現代日本語ではない古典的な様式のものかもしれない。いずれにせよ、予習・下調
べが当然であり、自分にはどこが分かっていないのかを対象化して授業に臨むことが大
切である。
学部・学科必修/選択の別
文学研究科                文明研究専攻               博士課程前期 選択

2017/09/15 10:18:50 作成