授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 国際経済・経営研究B2
授業科目の区分 大学院科目    大学院科目
担当教員名及び
連絡先

竹内 文英
授業の目標
 「不均衡の経済学」をテーマに、現在の世界経済が直面する3つの不均衡、「対
外支格差」「成長率格差」「所得格差」について考えていく。いずれの不均衡も現
実的に深刻な問題を引き起こしており、経済学はこれらの問題にどのように取り組
んできたのか、そこでは何が明らかになり、何が残された課題なのか、といった点
についての理解を深めていくことを目標とする。
 海外からの資金流入に支えられた米国の巨額の経常赤字は2008年に、世界中を巻
き込む経済危機を引き起こした。発展途上国と先進国の間、あるいは途上国間に横
たわる成長率格差は近年、その構造が大きく変化しつつあることが指摘されてい
る。また、所得格差はしばしば行き過ぎたグローバル化の結果であると非難され、
世界的に大きな関心を集めている。授業では、対外不均衡の発生するメカニズムや
「維持可能な対外不均衡」とは何かといった論点、成長率に関しては、中所得国の
成長が長期停滞する、いわゆる「中所得国の罠」に関する研究などを取り上げる。
所得格差は格差の現状と、格差を生むメカニズムについて国際貿易やアウトソーシ
ングなどとの関係について検討する。
成績評価の方法
  
履修のポイント
留意事項

 現実の国際経済の状況について高い関心や問題意識を持っていることが前提条件にな
る。経済学の理論的な理解はもちろんだが、最新の海外ニュースに丁寧に目を通し、問
題点や学習の課題を自ら発見することが必要になる。
 参照する参考文献や資料は英語で書かれたものを多く利用する。また、理解を深める
ために、World BankのWorld Development Indicatorsなどのデータベースを活用して簡
単な計量分析を行う可能性がある。統計学や計量経済学の基礎的な知識があることが望
ましい。

学部・学科必修/選択の別
経済学研究科               応用経済学専攻              博士課程前期 選択

2017/09/15 10:18:50 作成