本授業は、日本考古学における弥生文化研究の歴史を具体的にたどり、今日的な研究の現状と課題はどこにあるのか、具体的なテーマに沿って理解してもらうことを目標とする。また、弥生時代は外交が開始される時代である。したがって、日本列島内の各時期・各地域の動向とともに朝鮮半島・中国大陸との関係に配視し、その中での弥生文化ということを考えてもらうことも目指す。
講義では自己学修を前提とする課題とその成果発表の機会を設ける。それらを通じて考古学的な観察・分析法および、情報発信力を培うことができる。
授業で育成する力・スキルは、自ら考える力<全学共通>、文章・情報を読み解く力、適確な文章を書く力、<文学部>、歴史意識・人間・自己の発見<本専攻>である。
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