授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 政治社会学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
 政治社会学では、政治現象を社会学的なアプローチで分析していくために必要な概念や分析視角を身に付けることをめざします。社会学的なアプローチとは、組織や集団に注目し、社会構造(マクロ)、制度や組織(メゾ)、人と人の関係性、相互行為や個人の認識(ミクロ)の間の連関を分析するということです。
 現代社会においては、政治が高度に制度化され、社会的な基礎から遊離した存在としてみなされがちです。すなわち政治は、私たちの生きる日常生活からは離れ、遠いところで生じている現象としてとらえられており、市民の間で政治への無関心や不信が広がっています。しかしまた、世界は20世紀末から21世紀にかけて社会構造の大きな変動を経験しており、20世紀後半に形成された既存の制度やルール、社会規範が逆に私たちの生きにくさを増すような事態も進展しています。
 この講義では、そういった社会構造の大変動を前にして無力に思える政治の役割について再考し、「政治を通じ、社会のかたちを(良い方向へと)変えることは可能なのか」という問いについて考えていきます。

先修条件または
他の授業科目との関連
 とくに先修条件はありません。しかし、政治制度や政治学の概念に関する基本的な知識は講義の理解に有用です。できれば政治学原論や政治過程論、比較政治学を事前に履修していることが望ましいでしょう。また、本講義で扱う福祉レジーム論を理解するには、社会保障制度および労働政策について基本的な知識があるほうが良いでしょう。したがって社会政策を履修していることが望ましいでしょう。
履修のポイント
留意事項
 講義形式で授業を行います。授業では、配布資料や参考文献を参照しながら、私たちが生きている社会や、それを規定する制度がどのように形成されてきたのか、私たちが当然のように考えている制度や組織、社会規範、人びとの関係性がどう変化してきたのか、について講義します。その際に歴史的な経緯や、国際比較の観点を取り入れます。
 皆さんにとって講義で説明される概念や理論は、若干、抽象的で難しいと感じることもあるかもしれません。しかし受講生の皆さんには、抽象的な概念や理論が具体的にどのようなことを意味しているのかについて、身近な事例と照らし合わせながら理解すること、またそうやって理解した概念や理論を使い、現実の社会や政治を自分なりに分析する力を身につけることを求めます。

学部・学科必修/選択の別
政治経済学部 政治学科 選択

2018/09/13 17:24:48 作成