授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 環境経済学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
18世紀の産業革命以降、人類は無尽蔵と誤認されていた資源や環境を安易に消費
することで、それまで経験したことのなかった生活水準の向上と、人口増加を可能
にして来ました。しかし、それからわずか二百数十年後の今日、人類は、資源の枯
渇と、それに先立つ環境劣化といった致命的な制約に直面させられつつあり、生活
水準の更なる向上はおろか、現状を維持することさえ困難な状況を迎えています。
 この致命的な制約の下で、限られた資源や環境は先進工業国と発展途上国の間で
どのように配分される必要があるのでしょうか。その際、市場経済システムによる
資源配分のルールは機能するのでしょうか。
 環境問題の有効な解消策を考察するためには、既存の学問分類を超えた「環境科
学」という環境をめぐる総合的な知識・技能の修得が求められています。しかし、
本講義は経済学科の講義であることから、まずは環境問題の理解と解消に向けて
「経済学」には何ができ、何ができない、あるいは欠如しているのかを知ることを
第一義とします。
 本授業で育成する力・スキルは,以下のとおりです。
  ・自ら考える力 ・政府・市場・組織を理解する力 ・政策提言する力
先修条件または
他の授業科目との関連
履修登録上の先修条件は、「マクロ経済学入門」および「ミクロ経済学入門」の修得です。
 講義は、競合性・排除可能性を特徴とする市場財を考察対象としたミクロ経済学
など、経済学基礎理論の知識があることを前提とします。また、「公共経済学」を
既習あるいは並行履修するのが有益です。
履修のポイント
留意事項

 環境経済学は近年注目が集まっている学問です。しかし、本講義で学べば学ぶほど、
環境問題に関する知識が、いかに情緒的なものであったか、また環境問題の解消が人類
にとって未知なる戦いであり、その用具である近代科学がいかに不完全なものであるか
を知ることになるでしょう。だからこそ、本講義の履修に際してはその動機が大切とな
ります。また、受講生自身に考えてもらうため、講義中になるべく質問をするつもりで
いますので、能動的に講義に臨む姿勢が期待されます。
学部・学科必修/選択の別
政治経済学部 経済学科 選択

2018/09/13 17:24:48 作成