複数の部品が組み合わされてできており,それらが相互に作用しあいながら一定の動作をするものを機械といいます.機械力学は,このような機械における力と運動に関わる問題を,機械の構造や運転条件も考慮に入れながら取り扱う学問分野です.機械力学1では,機械力学2とともに,物体に作用する力と運動の関係を表す動力学を扱い,その基礎知識を理解するとともに,比較的簡単な力学的問題への応用能力を身につけ,将来高度な力学的問題の解決や具体的な設計活動への展開を図れるようになることを目標としています.
授業では,ニュートンの運動の法則に基づいて説明される,質点および質点系の直線および曲線運動,剛体の固定軸まわりの回転運動および平面運動などについて,講義を徹底して行います.また,配布資料や映像を活用するとともに,演習を重点的に行うことによって,講義内容の効果的な習得をねらいます.
本授業により育成する力・スキルは,「自ら考える力」,「時代の変化に対応する専門力」,「ものづくりに必要な基礎的能力」です.
|