我々はいろいろな形で電気・電子技術の恩恵を受けており,この傾向は将来においても強くなると予想されます.各種機械システムには,その機能を維持するための自動調整や自動制御装置が組み込まれており,それらは電子技術と結びついています.最近はエレクトロニクスと機械技術が結びついた新しい複合技術が生まれており,機械工学を学ぶ者にとって,電子技術・エレクトロニクスの修得は極めて重要です.
本科目では,電子工学に関する基礎知識やコンピュータに関する基礎知識,メカトロニクスなどの電子技術の基礎知識等を修得出来ることを目標としています.具体的には電気回路の基礎から始まり回路素子の性質,半導体の構造と特性,ディジタル回路、コンュータの構造と動作,アナログ回路,オペアンプと信号処理,DA変換回路,AD変換回路などの内容を取り扱います.
本授業により育成する力・スキルは,「自ら考える力」,「時代の変化に対応する専門力」,「ものづくりに必要な基礎的能力」です.
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