授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 燃料電池自動車工学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
 人間は原動機を発明し、重労働から開放されました。しかし、水車や風車のように自然のエネルギーを利用した動力装置と異なり、熱エネルギーを仕事に変換する熱機関では環境との調和においてブレークスルーすべき課題が多く発生します。原動機を搭載した交通機関は便利性と引き換えに、公害、安全、エネルギー問題を生じました。公害には大気汚染、騒音振動、土壌汚染、水質汚濁などがありますが、本科目では特に、陸上交通で問題となっている大気汚染と地球温暖化および、交通公害として特に苦情が多い騒音振動の対策技術として電気エネルギーで動作する自動車にフォーカスします。燃料電池自動車の燃料電池の概要と発電機構について学びます。さらに燃料電池の環境との調和について考えるとともに、電気自動車の類似技術分野としてリチウムイオン2次電池についても学びます。
 本授業により育成する力・スキルは、「挑み力」、「技術者のモラルと使命」、「動力機械に関する応用実践力」です。
先修条件または
他の授業科目との関連
 大気汚染については燃焼や化学に関する知識およびエンジン工学、自動車工学な
どで述べられる排気についての講義をしっかり受講しておくことが大切です。ま
た、騒音振動問題を理解するためには、機械力学の素養は必須です。燃料電池の起電力計算では熱力学の知識が必要となります。
履修のポイント
留意事項
 燃料電池の自動車への応用は、高いエネルギー効率を有するため期待が高まっています。各国、各企業は自動車の利用する燃料の枯渇問題、排気ガス問題に真剣に向き合う時代が到来しました。これは人類が地球環境に真剣に取り組むという意思表明そのものです。文明は計り知れないメリットをもたらしましたが、一方で大きな負の課題を残してしまいました。これを解決するための真摯な取り組みが求められています。この講義を通して、国や企業を越え、ひとりの地球人として自動車動力源の技術について考えてみて下さい。
学部・学科必修/選択の別
工学部 動力機械工学科 選択

2018/09/13 17:24:48 作成