授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 アイヌの文化
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学部共通科目)
授業の目標
北海道という狭い地域に暮らす先住民族という認識が一般的なアイヌ民族だが、それは一面的な見方に過ぎないことを本授業で明らかにし、彼らの自然環境や宗教観、周囲の人々(異文化)との関わり方の歴史を通して我々にヒントになる生き方(生存戦略)を学ぶのが本授業の最終目標である。そのために、
1)彼らの長い歴史(まだアイヌと呼ばれていない先史時代等も含む)や物質文化研究から彼らの持つ「国際性」を明確にする。
2)アイヌ語地名や生活用具、儀礼などから彼らの自然観・宗教観を明確にする。
3)なぜ彼らが差別されてきたのか、その実態を紹介するとともに、なぜ欧米人が最初にアイヌに対して関心を持ちアイヌ研究を始めたのか、また明治時代の日本でなぜアイヌが研究対象になったのかその背景(学問史)と彼らが歩んだ歴史を紐解きながら少なくとも二つの差別の原因を明確にする。
先修条件または
他の授業科目との関連
本授業は最新の歴史研究や自然科学研究の成果も紹介し、論理的な考え方、物の見方、歴史観を養うので、自然科学も含めた本学全ての科目と関連するが、その中でも「文化人類学」が最も関連性が高い。
履修のポイント
留意事項
本授業では教材の提示は主にPCで行い、Web上にも掲載するが、論理的な物の見方・考え方は単に教材を眺めるだけでは上達しない。授業担当者の解説こそ上達の補助になりうる物であり、また、アイヌ民族が使用した物質文化(狩猟用具や楽器などの生活用具)の実演も行う。したがって、欠席せず受講することが望ましい。アイヌの歴史や文化は我々が必要とする生存戦略や自然との関わり方、物の見方、異文化交流、デザイン等のヒント全てを教えてくれる。以上が本授業の受講を勧める大きな理由である。
学部・学科必修/選択の別
国際文化学部 選択

2018/09/13 17:24:48 作成