この授業は、詩・小説さらにサブカルチャーである映画などを題材として、各作品におけるセクシュアリティのあり方が作品の本質と根深く関わっていることを分析する。パターン化された性差認識を脱構築することによって、従来的なアプローチでは把握しきれなかったテーマや表現方法についてより根源的で構造的な理解が可能になる。さらに評論などに示される性差認識の歴史的変遷をたどり、現在のパラダイムがいかなる様相に辿り着いたのか、現実の性意識とも合致するような文学的性差認識を確立し、そこに至る必然性を共に確認しあう。
先週条件はないが、「詩をつくる/読む」という授業もあわせて履修することが望ましい。
詩をつくり、よむことの本質にかかわる幅広い知識の修得を目的とする。
2019/04/01 20:37:36 作成