授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 刑事訴訟法2
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目・学科開講1グループ
授業の目標
 一定の行為が犯罪とされ、一定の刑罰が科されるべきことは、刑法が定める。しかし、社会において現実に発生した犯罪に刑法を適用し、犯人に特定の刑罰を科すためには、一連の手続を必要とする。「捜査→公訴→第一審の公判・裁判→上訴審の裁判〔確定〕→刑の執行(→非常救済手続)」と続くこの一連の手続を刑事手続という。この刑事手続を規律する法律が、刑事訴訟法である。
 個人間の私的な紛争の解決が求められている民事訴訟とは異なり、国家対個人の関係において、個人に対するさまざまな人権の制限を伴いつつ、国家刑罰権の実現をめざす刑事手続においては、個人の人権保障への配慮が必要不可欠である。しかし、犯罪が行われた以上必ず犯人を逮捕し処罰しなければならないという要求が強いために、刑事手続を担う国家機関は、とかく個人の人権保障に対する配慮を欠きがちになる。だからこそ、法律によって、そうした国家機関の行動を規制する必要があり、憲法31条を受けて、刑事訴訟法がその役割を担っているのである。
 「刑事訴訟法1」と「刑事訴訟法2」は、いずれも刑事訴訟法の基本的事項を解説する授業であるが、「刑事訴訟法2」は、証拠・裁判・救済手続に関する基本的事項を扱う。刑事手続の大まかな流れと、捜査・公訴・公判手続に関する基本的事項については、「刑事訴訟法1」で扱う。
 したがって、「刑事訴訟法2」では、証拠・裁判・救済手続について、基本原則を十分に理解してもらうこと、基本的な専門用語について十分な知識を身につけてもらうこと、および重要な制度について正確な知識を身につけてもらうことが、授業の目標となる。

先修条件または
他の授業科目との関連
 「刑事訴訟法1」が修得済みであることが先修条件である。
 先修条件ではないが、「刑事法入門」が修得済みであることが望ましい。
履修のポイント
留意事項
 履修者は、講義への出席の他に、各自、実際の刑事裁判を傍聴するなど、刑事手続の現実を見ておくことがのぞましい。講義中には、適宜参考文献を指示するので、興味を持ったテーマについては、講義で得た知識のみで満足することなく、指示された参考文献をあたるなどして、積極的に考える態度でのぞんでもらいたい。
学部・学科必修/選択の別
法学部 法律学科 選択必修

2019/04/01 20:37:36 作成