授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 基礎熱力学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
熱力学は古典力学の3本の柱に数えられる重要な分野である。その中の基本的な部分について、エネルギー保存則を中心テーマとして学んでいく。エネルギー保存則、すなわち熱力学第一法則を中心に学んだ後に、第二法則、すなわちエントロピー増大の法則に簡単に触れ、そこを一つの到達点とする。以上において伝統的熱力学のコース同様、熱機関を例にとって種々の概念の習得に努める。そして応用としては具体的な熱機関の近似である種々の空気サイクルの動作特性を学ぶ。
「力学」と名前がついているものの、この分野において一番重要なのは種々のエネルギーのやりとりである。講義においてはまず、エネルギー形態の変換について、簡単な例に対してきちんとした理解を得ることを一番の目標とする。

先修条件または
他の授業科目との関連
基礎的な物理現象、物理概念が自分の中にあれば特に先修しなければならないものは無いが、自然科学の基礎となる科目であるため、種々の専門科目との関連性は非常に強いことは留意しておくこと。特に力、圧力、エネルギーについて何らかの、自分のイメージを持っておくことは本科目の学習において必要である。仕事の原理については講義内で触れるが、前もって知っておくと講義内容がスムーズに理解できるだろう。逆に言えば、もしエネルギー、力の間の関係が全然わからないのだったら、まず「自然を観る眼(物理)」もしくは「物理学基礎」、「力学入門」などを履修してから本科目を履修することを勧める。
履修のポイント
留意事項
熱力学で一番ポイントとなるのはエネルギー概念である。「力学」という言葉に惑わされないこと。また初等熱力学の場合、考察の対象となるのはほとんどの場合気体である。これは、物理系の学問を習得するには具体的な演習問題を自分で解く努力をするのが一番であるが、初等熱力学において初学者が解きやすい問題はほとんど気体の問題になることに起因する。つまらなく思えるかもしれないが、エンジンへの応用には必須のものでもあるので、ここでじっくり気体の熱力学に取り組むのが学習の王道と言えるだろう。
学部・学科必修/選択の別
海洋学部 航海工学科                航海学専攻 選択
海洋学部 航海工学科                海洋機械工学専攻 選択

2019/04/01 20:37:36 作成