授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 アダプテッド・スポーツ演習
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目・学科開講2グループ
授業の目標
 2020年パラリンピック東京大会の開催にともない、障害がある人のスポーツに関する啓発活動や地域社会での取り組みが活発になった。また、スポーツ基本法や障害者差別解消法の施行により、障害がある人が「いつでも、どこでも、誰(と)でも、いつまでも」スポーツを行う権利も明確化され、学習指導要領の中でも障害がある児童生徒への配慮が求められている。リハビリテーションの一環として始まったとされる障害がある人のスポーツは、今、競技、体育、健康の維持増進、余暇活動など多様な目的で楽しむ活動として、その意義が認識されるべきであろう。
しかし、障害がある人のスポーツ実施率は障害がない人と比較して低く、環境も十分とはいえない。障害のあるなしにかかわらず、誰もがスポーツに参加し、楽しめる社会を実現するためには、スポーツ指導者を目指す人が、障害がある人とそれぞれの特徴に合わせたスポーツの指導法を理解することは極めて重要であると考える。
 本授業は、生涯スポーツ学科の専門領域科目の一つとして、障害がある人に対するスポーツの指導に関する基礎的知識とスキルについて、理論(講義授業)と実践(実技授業)を通じて包括的に学ぶことを目指す。
 講義授業では、障害がある人のスポーツとアダプテッド・スポーツの歴史と背景、パラリンピック・デフリンピック・スペシャルオリンピックス、障害がある人がスポーツに参加することの意義と目的、その効果について解説し、障害がある人のスポーツに関する基礎的知識を学ぶ。また、肢体不自由、視覚障害、発達障害の特徴と、それらの障害を呈する子どもや成人を対象としたスポーツのあり方と指導の工夫について学習する。
 演習授業では、車椅子バスケットボール、アンプティサッカー、フロアバレーボール、伴走、ボッチャなどを教材とした体験授業を行い、講義授業の内容と整合させながら指導・支援の具体的な方法を学ぶ。

先修条件または
他の授業科目との関連
 本授業は、専門領域の「生涯スポーツ領域」に位置づけられており、5セメスター以上での履修を推奨する。選択必修科目の「生涯スポーツ企画・運営演習」「レクリエーショナルスポーツ演習」「エアロビクス運動演習」「健康・体力づくり演習」のうち1科目を修得していることが先修条件である。
 生涯スポーツ指導者としての指導スキル向上を目指した科目のひとつとして、「生涯スポーツボランティア実習1・2」や「生涯スポーツインターンシップ」、介護等体験や教育実習などの指導現場にもつながる科目であるとともに、「健康運動指導士」認定試験受験資格取得に必要な科目である。

履修のポイント
留意事項
 講義授業と実技授業の両方に出席する必要がある。出席・レポート・試験により総合的に評価される。授業内容によって教場が異なるため、シラバスや前回授業で確認する。また、実技授業では実践的にからだを動かすため、適切な服装で参加する必要があるとともに、学外講師を招く授業もあるため、ルールとマナーを守り、積極的な姿勢が求められる。毎回の内容を復習するとともに、次時の内容について自主的に予習し、準備する意欲が必要である。
「欠席確認届」は可能なかぎり事前に担当教員へ提出し、遅れる場合は申し出る。授業中の私語、食事、携帯電話の使用は禁ずる。その他、特別な対応や支援が必要な場合は、担当教員に相談する。

学部・学科必修/選択の別
体育学部 生涯スポーツ学科 選択必修

2020/10/12 14:57:57 作成