授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 高齢者スポーツ演習
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目・学科開講2グループ
授業の目標
 「人生100年」と言われる社会になっている。平均寿命が男女ともに世界の上位に位置し、国際的にも注目される超高齢社会であるわが国では、「健康寿命」を延ばし、より自立した生活をできるだけ長く続けるための取り組みがなされてきた。高齢期の体力が向上し、元気で生き生きと生活する高齢者が増えている一方で、要介護者も増加を続け、医療・福祉にかかわる費用や施設、従事者の不足、家族の負担が指摘されている。ロコモティブシンドローム、認知症予防や転倒予防など健康に対する関心は高くなり、スポーツクラブでは60歳以上の会員が多くなるなど、地域で運動・スポーツに参加する高齢者が増加している。これらのことから、生涯スポーツの指導者を目指す人が、高齢者を対象とした運動・スポーツの指導に関する知識とスキルを習得することは極めて重要であると考える。
 本授業は、生涯スポーツ学科の専門領域科目の一つとして、高齢者に対する運動・スポーツの指導に関する基礎的知識とスキルについて、理論(講義授業)と実践(実技授業)を通じて包括的に学ぶことを目指す。
 講義授業では、わが国の高齢者の現状と課題、高齢者のからだと健康について知ることから始め、高齢者が運動やスポーツを楽しむことで得る身体的、心理的、社会的効果について解説し、高齢者のスポーツに関する基礎的知識を学ぶ。また、介護予防に重要とされる認知症と転倒について、運動・スポーツとの関連性も含めて学習する。
 演習授業では、擬似体験を通じて高齢者のからだを理解するとともに、高齢者の体力測定の方法を学ぶ。また、グラウンド・ゴルフ、レクリエーションを取り入れた運動プログラム、スロートレーニング(筋力アップ運動)、コグニサイズ(脳トレ)、座位で行うストレッチングなどを教材とした体験授業を行い、講義授業の内容と整合させながら指導・支援の具体的な方法を学ぶ。

先修条件または
他の授業科目との関連
 本授業は、専門領域の「生涯スポーツ領域」に位置づけられており、5セメスター以上での履修を推奨する。選択必修科目の「生涯スポーツ企画・運営演習」「レクリエーショナルスポーツ演習」「エアロビクス運動演習」「健康・体力づくり演習」のうち1科目を修得していることが先修条件である。
 生涯スポーツ指導者としての指導スキル向上を目指した科目のひとつとして、「生涯スポーツボランティア実習1・2」や「生涯スポーツインターンシップ」、介護等体験などの指導現場にもつながる科目であるとともに、「健康運動指導士」認定試験受験資格取得に必要な科目である。

履修のポイント
留意事項
 講義授業と実技授業の両方に出席する必要がある。出席・レポート・試験により総合的に評価される。授業内容によって教場が異なるため、シラバスや前回授業で確認する。実技授業では実践的にからだを動かすため、適切な服装で参加する必要があるとともに、ルールとマナーを守り、積極的な姿勢が求められる。毎回の内容を復習するとともに、次時の内容について自主的に予習し、準備する意欲が必要である。
「欠席確認届」は可能なかぎり事前に担当教員へ提出し、遅れる場合は申し出る。授業中の私語、食事、携帯電話の使用は禁ずる。その他、特別な対応や支援が必要な場合は、担当教員に相談する。

学部・学科必修/選択の別
体育学部 生涯スポーツ学科 選択必修

2020/10/12 14:57:57 作成