授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 建築鉄筋コンクリート構造・演習
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
鉄筋コンクリート構造とは,鉄とコンクリートとがそれぞれの弱点を相互に補い,各々の材料特性を生かした複合構造です.英語ではReinforced Concreteと呼ばれており,日本語に直訳すると「補強されたコンクリート」になります.どのように補強されたかを端的にいうと,コンクリートは引張力に弱くすぐにひび割れが発生しますが,鉄筋は引張力に強いので,ひび割れが生じる部分に鉄筋で補強を施しているのです.

我が国では,コンクリート材料に恵まれたこともあり,土木建築分野の構造体として数多く用いられてきました.また,ほぼ全ての建築物の基礎は鉄筋コンクリート構造が採用されていることもあり,建築に携わる者には,この構造の概要を理解していることが必要といえます.

授業では,まず,以上に述べたコンクリートと鉄筋の複合体として力に抵抗するしくみを各々の材料の力学的な性質を踏まえて解説します.次いで,梁・柱・床・壁・基礎といった建築物の構造として最も普遍的に用いられているラーメン骨組の構成部材について,加わる力に対して十分な抵抗を与えるためには鉄筋をどこに,どのように,どれだけ配置したらよいかについて解説します.すなわち,本授業では,鉄筋コンクリート建築物の構成部材の設計法を例題,演習課題を通じて体得することが目標とされます.
先修条件または
他の授業科目との関連
建築構造力学1A・演習または建築構造力学1B・演習の修得を先修条件としています.さらに,構造原理や部材・断面の算定は基本的には力学的な合理性に基づものであることから,上記の2科目とも修得していることがより望ましいといえます.
履修のポイント
留意事項
本科目は鉄筋コンクリート構造の実務に直接,関わる比重が大きく,理論的な面の理解だけでなく,これを実際に適用できる能力を体得することが望まれます.そのため授業では,演習課題が与えられ,その課題に取り組むことにより,理解を深めてもらいます.
学部・学科必修/選択の別
工学部 建築学科 選択

2020/10/12 14:57:57 作成