授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 熱伝達工学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
 熱伝達は温度差に基づいて媒質間を移動するエネルギーの移動現象を指し、あらゆるタ
イプのエネルギー変換過程および動力の生成・供給過程と深い関係にあります。航空宇宙
の分野では、ジェットエンジン、ロケットエンジン、超音速飛行時の空力加熱、人工衛星
や宇宙ステ−ションの熱設計、さらには地球や他の天体の熱環境などの諸問題を扱う際に
基礎となる概念です。 
 この授業では熱の移動形態を熱伝導、対流熱伝達、放射伝熱といった典型的な分類に従
って、それぞれについて基本となる考え方を理解することを目標とします。熱伝導は静止
媒質中に温度の空間的勾配のために生じる熱移動であり、対流熱伝達は流動する媒質中に
おいて流れと温度勾配の両方により生じる熱移動です。また放射伝熱は、波長の長い電磁
波による熱の移動形態です。
 この授業で育成する力・スキルは、自ら考える力、時代の変化に対応する応用技術を理
解・表現する基礎知識、航空宇宙学を応用する力です。
先修条件または
他の授業科目との関連
 先修条件は特にありませんが、事前に「工業熱力学」を履修していることが望まれま
す。さらに進んで「宇宙推進工学」、「航空推進工学」などを学ぶ上で有効となる科目で
す。
履修のポイント
留意事項
 熱力学の基礎知識を有していることを前提として授業を進めます。対流熱伝達では、粘性流れや境界層理論の基礎を理解していることが望まれます。熱伝導では、偏微分方程式の簡単な解法(変数分離法など)を学んでいると、より理解が深まります。

学部・学科必修/選択の別
工学部 航空宇宙学科               航空宇宙学専攻 選択

2020/10/12 14:57:57 作成