授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 鉄鋼材料学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目・学科開講2グループ
授業の目標
鉄は、ヨーロッパの産業革命を支えました。以来、様々な優れた機械構造材料が開発され実用化されてきましたが、鉄鋼材料は、今もなお現代社会の基幹材料として重要な地位を保ち続けています。鉄道、船舶、自動車、航空機、それらのエンジン、さらには現代の華やかな諸先端材料など、それらを生かすためには広範な鉄鋼材料およびその周辺材料の利用無くしては成り立ちません。

そこで、本授業では、産業技術の基盤材料として広く利用されている鉄鋼を金属材料学・冶金学を中心とした材料科学の側面から理解する事を目標とします。目標達成のために、元素としての鉄について学び、さらに、鉄鋼材料の基本合金である炭素鋼について鉄−炭素系平衡状態図を基に徹底的に勉強します。次に、現在利用されている各種の実用鋼種(合金鋼、ステンレス鋼など)を紹介し、その特長について概説します。次に、鉄の加工プロセスやライバル材料についても勉強します。最後に、材料の機械的、物理的、化学的な特性を向上させる事が出来る鉄鋼材料の熱処理を理解します。

本授業により育成する力・スキルは、「自ら考える力」、「時代の変化に対応する専門力」、「材料工学の技術分野へ貢献する力」、「将来の材料科学の発展に寄与する力」です。

先修条件または
他の授業科目との関連
先修条件はありません。鉄鋼材料学は、広範な材料を取り扱う材料科学分野の中心となる金属材料学・冶金学の基礎科目でありますので、材料科学に関連する全ての科目と重要な関わりを持ちます。
材料科学の基礎科目群(数学科目、物理科目、化学科目、材料科学基幹科目、基礎材料工学)が履修済みであるか、または、同時に履修する事を望みます。さらに、本授業の履修・単位修得後、金属材料学・冶金学に関連する応用科目群(材料学、材料加工学)の履修を推奨します。また、本授業で身に付けた内容は、材料科学実験、材料科学研究、先行卒業研究、卒業研究、大学院修士論文作成などで、考察する際に活用されますので、復習が非常に重要となります。材料技術者として社会で活躍するための根幹となる実力を身に付ける科目である事も自覚し、授業に参加する必要があります。

履修のポイント
留意事項
(1)配付資料を使用する予定です。詳細は、授業ガイダンスで紹介します。
(2)材料技術者として社会で活躍するための根幹となる実力を身に付ける科目である事を自覚し、授業に参加する必要があります。
(3)講義内容を理解するためには、専門用語やその定義の単なる暗記では不可能です。自分自身で考え、答えを導き出す習慣を付ける必要があります。
(4)大学の授業では、学生諸君が積極的に授業に参加する事が望みます。復習を必ず行い、担当教員へ積極的に質問して下さい。教員への質問がない場合、大学教員は学生諸君が授業内容を理解したと考えます。
(5)大学教員の授業運営方法に疑問がある場合、担当教員、学科教員、教学課などへ速やかに相談し、問題解決に向けた努力をして下さい。
(6)講義中の睡眠学習・私語など常識を逸脱する行為は厳禁です。
(7)授業への出席は学生諸君の義務です。欠席により不利益を被るのは学生諸君自身です。原則として欠席は一切認めません。ただし、正当な欠席理由がある場合、学生が教員へ申し出た時点で対応します。
(8)成績評価方法を必ず確認して下さい。

学部・学科必修/選択の別
工学部 材料科学科 選択必修

2021/04/01 19:22:21 作成