授業内容・計画(概要)の情報


授業科目名 土木振動学
授業科目の区分 主専攻科目    主専攻科目(学科開講科目)
授業の目標
日本は、有史以来数々の地震被害を被ってきた世界有数の地震国であるため、す
べての構造物に耐震上の配慮が必要になります。特に、土木構造物は公共的に重要
な構造物が多いこと、地形、地質、地盤などが様々に異なる条件下で、最適な設
計、施工が求められることから、耐震工学の基礎知識や耐震設計手法の修得は土木
技術者の必修条件といえます。土木振動学は、地震や風、交通による振動現象から
構造物の劣化に伴う耐震性の低下まで、その扱う範囲は非常に広く、また土木構造
物は多様な形態を有しているため、現実問題に当面したときには問題解決のため応
用力が特に要請されます。そこで、土木構造物の耐震性を考える上で応用力を養う
ことを主眼に、プレートテクトニクス理論と地震の発生機構の概要、地震波動の性
質、地盤における地震動の増幅・減衰特性、阪神大震災をはじめとする過去の地震
被害の例とそこから得られる教訓、静的・動的耐震設計法の基礎理論と実際などに
ついて講義します。
 本授業により育成する力・スキルは、「自ら考える力」、「時代の変化に対応す
る専門力」、「新たな課題に取り組む総合力」です。
先修条件または
他の授業科目との関連
先修条件はありません。「土木解析学」を履修していることが望ましい。
履修のポイント
留意事項
わが国の耐震技術は世界のトップレベルにあるといえますが、それでも先の阪神大震
災で多くの土木構造物が甚大な被害を受けました。構造物の耐震性の向上は勿論重要で
ありますが、過重な設計は経済性を悪化させます。地震という自然現象への理解をより
深め、耐震性と経済性とをいかに調和させるかが、今後益々高度化する社会で土木設計
に携わる諸君に課せられる課題の一つであり、耐震設計の基本となる土木振動学をしっ
かり学んでおくことを望みます。
学部・学科必修/選択の別
工学部 土木工学科 選択

2021/04/01 19:22:21 作成